患者さま第一主義
朝、目が覚めることに
大きな喜びを感じる。
窓を開け放ち、太陽に両手をあわせる。
「今日も一日頑張ることが出来る。」
当たり前に生きていることを
当たり前と思いたくない!!
打ち合わせに来院された社労士の方の
資料には「ある歯科医院の理念:患者さま第一主義」と
大きく書かれていた。
今日、記者会見を開いたトヨタの豊田社長は
「もう一度お客様第一とは何かを考え、少しでも
早く信頼を回復できるように努力していく」と述べていた。
お客様第一主義、患者さま第一主義とは
いったい何だろう?
社労士の方の資料には「常に患者さまを中心に考え
サービスの向上に取り組むこと!」とも書かれていた。
ふと立ち止まって考える。
患者さま第一主義!
当たり前のことが本当に当たり前に
出来ているのだろうか?
例えば、当院には高齢者の患者さまも多い。
車椅子で来院される方も、数名いらっしゃる。
バリアフリーではないが、車椅子が通れる
広さのドアと車椅子が通れる幅のパーティションを
設営した。
しかし、それだけで本当に十分なのだろうか?
実際に車椅子を経験しないで、車椅子に
乗られている方のことを深く調べないで
患者さま第一主義と言えるのだろうか?
高齢者の方の歯を抜歯することも多い。
抜歯をした患者さまにはスタッフが、抜歯後の注意事項を
紙に書いた文章をもとに説明しているが
あの用紙の文字の大きさは高齢者の方には
適切なのだろうか?
このブログですら、高齢者の方の
読みやすいフォントを使っているのだろうか?
先日学んだユニバーサルデザインの中に
高齢者の方でも読みやすいUDフォントと言う
フォントを教えてもらった。
説明書は全て高齢者の方用に作り替えたほうが
良いのではないか?
目が見える人間に目が見えなくなってきている
方の気持ちは決して理解できない。
患者さま第一主義と言いながら
十分な工夫をしていないのではないか?
もっともっとスタッフの意見を集めて
改善してゆきたい!
来週のスタッフミーティングで私は
こんな議題を示した。
ミーティングに参加するスタッフは
下記の答えが宿題だ!
「高齢者の方に、私はこんな
歯科サービスがしたい!」
「高齢者の方がもっと喜ぶように、
より良い人生を送ることができるように
私は医院をこうしたい!!」