歯医者の本棚
先日のスタッフ送別会の
席でのこと
あるスタッフの胸にキラリと
光るシャネルのネックレス!
彼氏からのクリスマスプレゼント
と聞く!
今の時代、付き合っている彼からの
クリスマスプレゼントに、10万円程度の
ものを贈られることも珍しくないと聞く。
「じゅ、じゅっ、10万円!!!」
凄く驚くのは私だけであろうか?
私が学生時代、恋愛時代を迎えていたとき
その時代は後の時代からバブルと呼ばれていた。
クリスマスの食事は高級ホテルのフレンチ!
食べなれないフォアグラのパテは全然美味しく思えなかった。
あの時代はシティホテルなんて呼び方をしていたが
今でもそんな呼び方をするのだろうか?
女性のスタイルは、ワンレンボディコン!!
しかし、その当時でも女性に10万円の
プレゼントを贈るなんて聞いたことはない。
880円のジーンズ!ユニクロ栄えて国滅ぶと言われ
デフレが進行する今、若い男性の財布の中身を
考えると不憫で不憫で仕方が無い!!
先日の朝日新聞のエッセイ
「三谷幸喜のありふれた生活」で
本棚はその人の本質を現わすと書かれていて、
ふと自分の本棚を眺めた。
私の父親は、新聞社に勤務していた。
幼少の頃から、よく覚えているのは、
父が本をよく読んでいたこと。
そして「本なら、いつでも買ってやる!」と
父がいつも私に話していたことだ。
小さい時は、本をよく読んでいたように思う。
しかし、中学、高校時代になると
部活と勉強で、本を悠長に読む余裕なんて
全くなくなり、次第に本から遠ざかる
日々を過ごした。
27歳で結婚したとき、私は歯学書以外の
書籍はほとんど持っていなかった。
時々、妻からこういわれることが私には苦痛だった。
「ベストセラーや、芥川賞、直木賞を取った作品くらいは
読んでみなさいよ!」
そんな妻にも反発した。
私が40を過ぎて、ある先輩の影響から
いきなり本に目覚めた。
今までの人生を惜しむかのように、
一気に本を読み始め、当院のスタッフには
読書感想文を強要して、力ずくで
お気に入りの本をプレゼントするようにまでなった。
私の書斎、お仕置き部屋には、置ききれない本が溢れ
半年に一度は、近くの古本市場に読まない本を
段ボールで持ち込んでも、どんどん溢れる本に
収集がつかない毎日を送っていた。
アマゾンの売り上げには凄く貢献していると思う。
私が読む本は、ビジネス書に限定される。
マーケティング、マネージメントの本に始まって
自己啓発本、大前研一氏やドラッカーの本も並ぶ!
最近では仏教関係の本も多くなってきた。
仏教関係の書籍の隣に並ぶのは
お金に関する本!
「お金の才能」「となりの億万長者」
「ラブホテル経営戦略」までもが
「幸福の探求」や「ブッダの集中力」の
すぐ横に並んでいる。
なんか、主義主張に欠ける??