同窓会のお仕事その1
3週連続で続いた同窓会の
仕事が今日で一段落!
土日連ちゃんの3連発!
阪神タイガースの死のロードより
きついかもしれない!
この体のだるさと、火照りと、眩暈は
慢性的な疲労から来るものか?
それとも男性の更年期障害か?
博多のビジネスホテルで深夜までの睡眠障害!
次回からはマイ枕を持参したい。
土曜日の、12時前、私たち、岡山大学歯学部同窓会の
執行部3名は、岡山駅の改札前に集合した。
目的地は小倉!
今年は九州歯科大学同窓会が当番校で
全国の歯科大学、歯学部の全体の会議となる
懇話会懇親会が開催された。
今、日本全国に10万人近い歯科医師が
存在しているのだが、その10万人は
必ず全国の29校どこかの歯学部か歯科大学を
卒業している。
そんな全国全ての歯科大学、歯学部の会議がこの会議である。
同窓会会長の私の一番大切な仕事の1つが
他大学との渉外になるので、
今日は1年で1番大切な日でもあり
緊張を強いられる日でもある。
早めに会場入りした私たちの後からも
全国の歯科の世界の重鎮の先生がたが続々と会場入りされる。
今回の会議のシンポジウムのパネラーの
顔ぶれは豪華な顔ぶれだった。
さすがに100年近い歴史を有する
九州歯科大学だと心底感嘆する。
1人のパネラーの持ち時間はわずか10分!
あの先生の話がたった10分だけでは
勿体ない!
その場の誰もが感じたことと思う。
懇話会の会議も無事終わり、これからが
懇話会よりも私にとって大切な懇親会の時間!
いかに私が名前を売って、岡山大学の知名度を上げるか?
幾つもののテーブルを、ビール瓶を片手に挨拶に回る。
最初は、緊張したこの挨拶も、顔見知りの先生が
多くなった今では、そう大変なことでも無い。
これが私の役割だからだ。
そう言っても、気軽に挨拶が出来る訳では無い!
やはり西日本の歴史の浅い国立大学の歯学部の
会長同士の方が、仲間意識も強く、気軽に話が
出来る間がらだ。
仲間の先生と会場の隅の方で携帯番号の交換を行う!
日本で一番若手と言っても、誰もが40代後半のいいおじさん!
おじさんが数名集まって携帯の番号の交換は、
傍から見て、さてどれほど奇異に映ったことか?
今回の懇親会の料理はどれも美味しかった。
特にここ小倉は下関に近いためか?
懇親会のテ-ブルには、立派なふぐが盛られていた。
会場の司会の方は、さっきから
「ここは九州なので、プレミアム焼酎を用意しました!」と
さかんに宣伝していた。
プレミアム焼酎の1つが「森伊蔵」
日本酒と焼酎は基本的に飲まない私でも
その名声は聞いたことがある。
この美味い「ふぐ」を食べながら
「森伊蔵」を飲んでみようか?
私は1杯目のビ-ルの酔いからか、大胆なことを考えた。
ただ、私はあくまで、このテーブルでも最若手だ。
他の先輩の先生が、「森伊蔵」を1杯飲まれてから
そのあと2杯目を注文するころに
私も1杯目を注文すれば決して角が立たない!
そう思った私はビールを片手にチビチビと
ふぐを食べていた。
そろそろ、いい頃か?
隣の先生が、お代りの森伊蔵を頼むと同時に
私もテ-ブルのコンパニオンの女性に
「森伊蔵」をお願いした。
生まれて初めて飲む!
プレミアム焼酎!
芋焼酎はイモ臭いのか?
それともプレミアムは
さすがに違うのか?
期待は否応なく高まる!
「森伊蔵」のために、
ここにきちんと、ふぐも
ちゃんと残してある。
私の横の先生に2杯目の「森伊蔵」を
届けた女性は私にこう言った。
「すみません、あっと言う間に
無くなったみたいです。」
ガーーーーン!!
私の森伊蔵はプレミアムでは無くて
幻の焼酎となった。