Dr.中野の活動記録
2005-4-14
歯科衛生士学校初授業
昨日は診療後外に出る用事があり、帰宅が深夜になった。
明かりが消えた自宅に帰るのは寂しいように思うもこれも自業自得である。
今日は早朝6時からリニューアルする増築部分の地鎮祭を頼んでいたので
睡眠時間4時間かと嘆きながら休むも、不安は的中!
案の定寝付けない!
いつもそうだ!
小心者を露呈するようで情けないのだが、私は昔から試験の前の日などは
とても緊張して緊張してなかなか寝付くことができない。
学生時代はいいのかどうかは別にして深夜に祖母を起こして
祖母の精神安定剤をもらって何とか眠りについたものだった。
仕方なく無理やり眠りについた私の体内時計は何をどう狂ったのか?
朝起きたい時間の5時40分の1時間前、4時40分に私を起こした。
今私が一番欲しいもの!それは図太い神経!
か弱い小心者の神経は私には必要ない!!
ほとんど睡眠時間のなかった私は早朝から地鎮祭の準備を行い
地鎮祭ではスコップ片手に植木にもぐりこんでなぜか穴を延々と掘るのであった。
早朝から身も心も疲れきった私はそれでも今日から歯科衛生士学校の授業が
始まることを忘れてはいなかった。
今日から始まった某歯科衛生士学校の1年生とは今日が初対面!!
60名の学生さんを前に私の目標は
「歯科衛生士となる60名の学生さんの夢や目標をバックアップすること!」
「90分間の授業を最後まで誰も寝ること無く飽きさせないこと!」
3年間となる私の授業だけ教科書が昨年と変わっていた。
「うーーん!今までの蓄積は??」
「しゃーない!一から出直しだ!!」
今日は全ての学生さんになぜ歯科衛生士になろうとしたのか?質問してみた。
「私は音大出身ですが、老人ホームなど高齢者の施設で歌の指導をしていました。
そこでは多くの高齢者の方が入れ歯をはめていないのに驚いたとともに
入れ歯なしに歌を歌う方々の寂しいお口元を目の前にしてとても悲しい気持ちに
なりました。資格を取って全ての方に入れ歯をいれて歌が歌えるようにしたいです。」
「医療職に憧れてこの学校のオープンスクールに来たときに
図書室で『より白く美しく』という本に出会って、私もその本のように
多くの方の歯をキレイに白くして喜んでもらえる仕事に就きたいと思いました。」
凄いね!今年の1年生は例年に増して動機が明確な学生さんが多い。
特に『より白く美しく』は私の著書である。私が書いた本がある人の人生を
左右させている。
うれしいようでもあり責任感をひしひしと感じる。
これからの歯科界が多くの方に喜んで頂けるためには
優秀な歯科衛生士の育成が絶対条件となる。
今年の1年生が高い目的意識を持って胸を張って歯科衛生士を目指せるように
微力ではあるが精一杯頑張りたい!!