私は毎日一生懸命
頑張っているつもりだ。
当院のスタッフも皆
患者さまのために
全力を尽くしている！

それなのに、なぜ、なぜ、
あの日に台風が直撃するの？？

こうなりゃ念の力で
台風を遠ざけるしかないか？

今日のお昼休みに、ある方のお宅に
歯科の往診で伺った。

その方は、２０年以上前から
強度のリウマチとパーキンソン病のために
寝たきりとなり、全介助となった。

リウマチとパーキンソンのために
その方の指は大きく曲がり、細かく震え
歯ブラシを持つどころか、お箸さえ自分では
持てず、食事も、着替えも、下の世話も
誰か他の人の手助けを要するようになった。

その方のほとんどの介助は、２０年以上前から
その方のご主人が、仕事の割合を割きながら
ずっと行ってきたと聞いた。

いくら愛する妻と言っても
２０年以上の歳月は長い！

今でもキレイな顔立ちのその女性の傍には
仏様のように柔和な笑顔をされるご主人が
付き添われていた。

想像を絶する辛い日々が続いたことは
容易に想像できるが、心清らかに
愛する人のために、ずっと貢献すると
これだけ素晴らしい顔立ちになるのかと
驚いた。

もしかしたら、ご主人は、昔から
仏様のような柔和な顔立ちで、
だからこそ２０年以上の過酷な介護を
頑張ってこられたのかとも思った。

２０年後、３０年後、私はあんな顔に
なれるのだろうか？

今日の午後、ある女性の方が
ご主人に付き添われて来院された。

そのご主人と奥さまは、ずっと以前から
当院に定期的な歯のメインテナンスで
通われていた。

しかし、少し前から急に、奥さまが認知症になり、理解できることが
制限されてきて、ご主人が奥さまの診療に、必ず付き添われるように
なっていった。

家庭のこと、掃除洗濯料理、今では
ご主人が全てされると聞いた。

「年をとったら妻に面倒見てもらおうと思っていたが、
私が面倒を見るようになるとはね！」

とてもキレイな奥さまをご主人が
凄く愛していることが傍から見ても
明白だった。

生活は大変だろうが、とても
素敵な夫婦と私は思った。

私は今後、結婚するはずの
当院の若い女性のスタッフに言いたい！！

あんな男性を、あなたの伴侶に選んで欲しい！

女性のあなたがもし将来、病気になっても
一生介護してくれるような男性。

ご飯を作り、洗濯をして、オムツまでも
かえてくれる男性！！

押尾学のような危うさや男の匂いを
あなたの女性のある部分が求める面が
あるかもしれないが、恋愛と結婚はやはり違う！！

あんな男性に私は憧れる！！

Ｑ，あなたの愛する妻（夫）が、恋人が
　　もし将来、寝たきりになったら？

Ａ１、自らが献身的に介護をして最後まで尽くす

Ａ２、近くのすこやか苑（高齢者介護施設）にお世話になる

Ａ３、若い女性（男性）に逃避する

さあ、あなたはどっち？

岡山の歯医者
「なかの歯科・矯正歯科クリニック」 院長中野 浩輔

• 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
• 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
• 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
• 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設

当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。