なかの歯科ボーリング大会
東京からの帰りの飛行機が
かなり揺れる!
気分を悪くした私は、空港から
タクシーで自宅に戻り、
そのままベッドで横になる。
横に座られたご夫婦が機内で
食べられたお弁当の匂いもかなりきたし、
今朝から左サイドの腰痛が私はひどい!
土曜日のあの張り切り過ぎが、まずかったか?
土曜日は、なかの歯科初のボーリング大会を開催した。
スタッフと共に体を動かしたり、スポーツをすることは
医院の一致団結感を強めると私は信じている。
初めは、「なかの歯科大運動会をしたい!」
とスタッフに提言した。
私が岡山大学歯学部に入学した1年目の時に(28年前?)
医学部と歯学部がある鹿田地区合同の運動会が行われた。
医学部と歯学部と看護学校?の対抗戦で開催された
鹿田地区大運動会は大盛り上がりを示して
その当時18歳だった私は、リレー等で活躍したためか?
「最優秀選手」に選ばれた記憶がある。
しかし、私の思いは、普通の歯科医院より、少しだけ
スタッフの平均年齢が高い当院では、すぐに却下された。
それでは誰でも楽しめるボーリング大会をしようと
土曜日の診療後、私たちはあるボーリング場に集合した。
私が子供のころ、第1次ボーリングブームが来て
中山律子プロなどは、私たちの憧れの存在だった。
しかし、ゴルフと同じで、自分のメンタル面が
スコアに直接影響するボーリングを気の弱い私が
得意な訳もなく、当院のH先生と同じく
私の平均のスコアは100にも届かない!
そして、そのスコアは私の子供が小さかった
10年以上前のスコアだった。
よし!ここは笑いを取ろう!
そう思った私は自分の数少ない服装の中から
一番プロボーラーに見える服を着て
愛用する自転車の指先のない手袋を両手にはめた。
凄く上手そうな格好をしていながら、実は凄く下手!
このギャップが笑いの原点!!とほくそ笑んでいた。
集まったボーリング場で、スタッフの私に対する視線は
予想以上のものだった!
「院長どうしたんですか?
そんなプロボーラーみたいな恰好をして!!」
しかし、そこには私が予期できない出来事が
待ち構えていた。
私たちのレーンの横に、5名の女性の団体の方がいて、
1名の女性とすぐに私の目があった。
「あっ!こんにちは。」私は自然に会釈をした。
そして、横の方にも、またその横の方にも会釈をした。
たまたま皆さん当院の患者さまの女性グループだった!
「いや、凄いこっちを見てる!」
いきなりこの恰好が凄く恥ずかしくなってきた。
「院長、始球式をお願いします!」
ここで笑いを取るべきか?それともマジで投げるべきか?
スタッフの前では、馬鹿になりきれる私も
若い女性の患者さまの前では、笑いを取ることが
どうしてもできなくて、大真面目に一投目から
センターピン!ストライク狙いでいった。
そして、私の一投目は
見事にガーターレーンに
吸い込まれていった!