真っ赤なお顔の歯医者さん
月曜日の今日、肩こりがひどい!
肩こりの原因を考えると
日曜日の早朝の3時間の自転車しか
考えられない!!
健康になるための自転車で、私はひどい肩こり!!
人生って、決して一筋縄じゃいかない!!
私は今では「想像できない!」と
よく言われるのだが、大学時代までは
赤面症で、ひどく悩んでいた。
大学の講義中に急に当てられると
いきなり顔が真っ赤になり、言葉は
シドロモドロ、心臓はバクバク!
人から「顔が赤いね!」と指摘されると
余計に意識して、より一層真っ赤な顔になった。
そこまで行くと、まるで茹でダコ状態!!
その当時、いつも私は
「何で自分はこんなに情けないのだろう!」と
いつも悩んでいた。
岡山大学歯学部で学んでいた私は
大学5年生になると臨床の科目も増えて
専門の分野の講義や実習も増えていった。
そんな当時、私はある女性の歯科医師の先生に
密かに憧れの気持ちを抱いていた。
その時代は、後にバブルと呼ばれていた時代で、
美人の代名詞は「ワンレン、ボディコン」
あの「ジュリアナ東京」が一世を風靡していた時代だ。
私が密かに憧れていた小児歯科のA先生は、
凄い美人で、ストレートの黒髪が印象的だった。
当時、これまた人気を博していた
W浅野のどちらかに凄く似ていた。
A先生の年齢は、当時25歳から26歳!
22歳だが、まだ「お子ちゃま」だった私には
A先生は、大人の女性で凄くまぶしかった記憶がある。
授業や実習で、何度も私は、A先生にお世話になっていた。
そんな私はある時に、A先生が私のことを話しているのを
偶然通りがかりに耳にしてしまった。
「5年生の中野君っているよね!」
「あー!あのすぐ顔が赤くなる男の子?」
私はその話を聞いて愕然とした。
A先生を決して恨んだ訳ではない!!
自分の赤面症が、心から嫌に思えた瞬間だった。
そしてその瞬間、私の恋心は一瞬で焼失した。
確かにその当時、赤面症だった私は
A先生の前に出ると、いつも顔は真っ赤!
そんな情けない男は、異性として意識される訳も無かった。
そんな赤面症の私が、今では同窓会の会長として、
多くの会員の先生の前で話したり、
毎月テレビの生放送で堂々と話すようになるとは
誰が想像していただろう?
人は変われるものだ!
人生で、多くの失敗を経験すれば、
ちょっとの失敗では動じなくなるものだ。
心もブっとくなる!
25歳までの私は、どちらかと言えば年上の女性が好みだった。
今、46歳の私が、
「今は年上の女性と年下の女性、どちらが好み?」
と聞かれたら?
「どちらも好きです!」と答えられるほど
私の心も、図太くなった!
心は、必ず強くなる!!