歯科衛生士学校、2校の講義
東京で福島正伸先生の
講演会を開催!
150名の参加者と共に
有意義な時間と素晴らしい空間を
共有する。
先日の日本歯科新聞にも「歯科の凋落」の
記事が大きく掲載されていた。
確かに今の日本の歯科に、明るい話題は無い!
歯科医師の国家試験合格率60数%、3名に1人が不合格!
私立のある学校では合格率はわずかに30数%、3名に2名が不合格!!
全国の歯科衛生士学校の70%が定員割れ!廃校に追い込まれる学校が後を絶たない!
全国の歯科歯科技工士学校の状況はそれに輪をかけてひどい!
国家資格をとって、わずか5年以内に80%が離職する仕事が他にあるだろうか?
歯科医師はワーキングプア!
高校の進路指導の先生は、歯学部の進学を止めろと言うためか?
今年は、国立の歯学部で志願者は15%減少、私立にいたっては40%もの減少!
私立にいたっては大幅な入学者の減少となっていて、学校自体の存続にまで
問題は発展している。
おかみの見えない手の力が働いているとしか思えない状況に
危機感を募らせながら、私にできることはないかと模索する。
事情はどうであれ、数字はどうであれ、これからの日本の歯科は面白い!!(はず)
だって、いつまでも最低の職業なんてありえない!
日本の歯科が今が最低なら、今からは上昇するのみ!!
だから、今からの日本の歯科は絶対に面白い!!
先週の木曜日の午前中に、広島の超有名な歯科衛生士 小原啓子先生の
講演会を終えると同時に、私は歯科衛生士学校の講義へと向かった。
今年度から、私は2校の歯科衛生士学校の授業を担当することになった。
1コマが90分の授業に、私は全治全霊をつぎ込む!
なぜなら目の前にいる1年生の学生さんが、全て優秀な歯科衛生士になれば
歯科の業界全体が活性化することは間違いないからだ!
日本の歯科医師が元気を失っている今、歯科衛生士学校での教育は
今の日本の歯科界において、本当に起死回生の一発になると私は信じている。
90分の講義の準備をして、目の前の学生さんを前に
話し続けるのは、本当にパワーが必要だ!
それも1日に2コマ180分となると、鶴の恩返しのように
自分の体を切り刻むようなしんどい思いを感じることになる。
1日は24時間、その中で3時間話をすることは、私の1日の中の8分の1を
費やしての講義となる。
ここだけの話だが、私は将来、歯科衛生士学校を自分自身で運営したいと
思っている。
これから、多くの歯科衛生士学校が赤字に転落して廃校になるくらいなら
私自身が私財を投げ打ってでも、その学校を支えたい!(しかし私財はほとんど無い!)
なぜならこれからの日本の歯科を支えるためには、歯科衛生士の存在は欠かせないからだ!(もちろん、受付スタッフ、歯科助手のスタッフ、歯科技工士のスタッフ等も欠かせない存在ではあるのだが!)
私の講義の特色は、どんな科目であれ、必ず最初の時間に
2年後か、3年後の目標を書かせる。
「歯科衛生士国家試験合格」は必ず達成する最低の目標!
少し頑張れば達成できそうな中間の目標も
凄く頑張ってやっと達成できそうな最高の目標も同時に書かせる。
そして、その目標を達成させるために、すぐに小さな行動目標まで
必ず書かせる。
例えば、2年後、3年後に、こんな歯科衛生士になるために
「遅刻をしない!欠席をしない!!」
「朝食を食べて、健康管理する。」
「予習、復習を必ずする。」
と彼女たちの自分の言葉で自分の手で書かせるのだ。
なぜなら、人生の成功は?
自分でたてた目標を達成することに他ならないと
私は信じているからだ!
どんな些細な目標でもいい!必ず目標や夢を持って
人生を生きていって欲しい!
あなたたちには、自分の目標を達成する権利がある!
目標が持てるということは、有能で本当に素晴らしいこと。
私は2校の衛生士学校の学生さんに同じことを話したと思う。
衛生士学校の授業の前、私は近年まれに見る疲れと
憔悴を感じていた。(原因はのちに判明!)
本当に体と頭がしんどくて、どうしようも無かった。
しかし、2校の講義を終えると、通常なら私はもっと疲れてヘロヘロに
なっているはずが、ばぜか逆に元気になっていた。
これは、私が若い女性の学生さんから
パワーを貰ったためか?
それとも単なる女好きのためだけか?
それは不明である!