歯科医院開院17周年記念日
私が骨折をしたと
知った当院のスタッフは
私にとてもやさしい!
「院長!大丈夫ですか?」
「院長!無理しないで下さい!!」
「院長、どう転んで胸の骨を折ったんですか?」
私が身振り手振りで自分が転倒した状況を話す。
私は自転車で転倒して、背中から地面に落ちた。
「どうして、背中から落ちて、前の胸の骨を折ったんですか?」
「どうして??それは私の骨が脆くなっているから!!」
身振り手振りの大げさな私のジェスチャ-を見ていたスタッフは
そこでもう笑いが止まらない!!
受けるのはうれしいのだが、笑うことは止めて!私まで笑ってしまう!!
今の私は、くしゃみと笑いが一番胸が痛む!!
4月8日水曜日に、当院は17年目の開院記念日を迎えた。
思い起こせば、17年前に、この地で歯科医院を開設した時は
歯科医師は私1名、スタッフは歯科衛生士4名!治療イスは3台の
規模で当院の歴史は始まった。
17年間で紆余曲折、数えきれない失敗を重ねながら
当院は素晴らしいスタッフを得て、今では治療イス11台、スタッフ数40弱の
組織にまで成長することができた。
17年経過して、何より院長の私がうれしいことは
当院の素晴らしいスタッフたちだ。
当院のスタッフは、どこへ出しても恥ずかしくない!!
その上に美人が多い!!
笑顔と感謝の気持ちがきちんと持てる心優しいスタッフが本当に
当院に集まってくれた。
水曜日のミーティングの時間に、スタッフが自ら
私と妻の開院記念日への寄せ書きと、花束を贈ってくれる。
そのスタッフの自主的な気持ちが私には本当にうれしい!
お昼のミーティングで私がスタッフに私の今の思いを話す時間が得られた。
「初心に帰ろう!!」
17年前を思い起こして、私が17年間ぶれないように伝えてきた当院の考え方!私の理念をこの場でスタッフに再び熱い言葉で伝えようと思った。
17年前、当院は新規で歯科医院を開業した。
当時、私が4名の歯科衛生士に繰り返し伝えていたことは
わずか3つだけであった。
「痛くしない」
「よく説明する」
「待たせない」
この3つだけを必ずクリアするように院長の私は心がけ
当院のスタッフにも何度も何度も伝えていた。
あれから17年経過して、当院の様子は様変わりした。
数年前から、私は当院を「ありがとう」の感謝の言葉と、笑顔があふれる
日本一の歯科医院にしようと、スタッフ何度も話していた。
インプラントの患者数が日本一とか、売上が日本一を目指すのではない!
感謝の言葉と笑顔の多さを日本一にしたいのだ!!
開業当時から話している3つの思いと、今私が目指しているものを
17年目の開業記念日に、大切なスタッフに話ができる私は本当に幸せである。
私は、心に温めていたあるイラストをスタッフに配った。
その1枚のイラストはまだ、ラフのスケッチ段階であるが
「なかの歯科クリニック開院20周年記念」と書かれていた。
1枚のイラストの中には、私を含んで22名の当院のスタッフが
ハワイの大きな木の下で、フラダンスに興じたり、食事を楽しんだり
美味しいカクテルを飲んでいたりしていた!!
私は今から2年から3年後までの間に、当院の開院20周年記念式典を、ハワイのワイキキで行いたいと考えている。
その1枚のラフのイラストに私の夢が書かれていた。
私は今から2年間、この夢の実現に向けて頑張りたい!!
私のもっと当院をこうしたい!!と言う強い思いを私は話し続けた。
「もっと診療室がきれいで、スタッフが生き生きとしている!!」
「スタッフは誇り(ほこり)を持って、床のホコリ(ほこり)を拾う!!」
私は気が付かないなスタッフのために、もう一度言った!
「誇りをもって、ホコリを拾おう!!」
座布団1枚もらえると思った私の話に
その場はしばらく凍り付いた。