岡山大学歯学部第24期卒業生謝恩会
3月4月は学期末新学期で
同窓会会長の私はお忙し!
今日は岡山大学の卒業式、
昼間は卒業生に同窓会の説明会
夕方からホテルでの謝恩会。
本日私が診療に用いた時間は極端に少ない!
同窓会に会長の私の休業補償を申請したいのだが、
全国で一番貧乏同窓会のわが同窓会では無い袖は振れない!!
当院の患者さまには本当にご迷惑をお掛けする。
本日、岡山グランヴィアホテルに置いて、岡山大学歯学部第24期卒業生謝恩会が開催された。
栄えある24期生61名が本日無事卒業された。
私は同窓会の会長として謝恩会にお招きを受けて、大きな赤い花を胸に付けて一番前の席に座った。
私に課せられた任務は祝辞である。
例年なら数日前から考え始める祝辞の内容を,私は今年は昨年から考え始めていた。
数か月から色々な本を読み、今日の祝辞の内容を考え続けていた。
今、このタイミングで卒業する彼ら彼女らに私は何を伝えれば
一番喜んでもらえるのだろうか?
数年間、私はこの謝恩会の祝辞で笑いを取ろうとして毎回すべっていた。
だから今年は笑いを封印した。
真面目に伝えたい!この一心で祝辞を述べた。
「私が皆さんに伝えたいことは2つあります。
1つは、ぜひメンターを持って下さいと言うことです。
メンターとは、師とか師匠と訳されますが、あなたがこんな風になりたいと
思う人物をぜひあなたのメンターにして下さい。
例えば、インプラント治療をうまくなりたいと思えば、人間的に優れていて
インプラント治療の腕前が凄い人を、あなたのメンターにするのです。
そしてその人に近づいて、その人が普段何を思ってどう行動しているのかそれを真似るだけでいいのです。
私は皆さんと同じ時に、岡山大学歯学部名誉教授の山下敦先生をメンターと慕って旧第一補綴科に入局しました。
またメンターは歯科医師以外の他業種の人でも結構です。
私のメンターの一人は、ワタミの渡邉美樹社長です。
私は彼をメンターと慕って、ちょうど1年前に一緒に8日間カンボジアに行ってきました。私に取ってとても有意義な8日間でした。」
今や歯科のインプラントのセミナーでも「メンタープログラム」が存在するように
今、同窓会で活躍している多くの先生には、SJCDやJIADSのメンターの先生の存在がある。
メンターの存在はそれほど強力なのだ。
「2つ目は、メンタル力、メンタル筋力を鍛えてほしいと言うことです。
簡単にいえば、折れない心を作って下さいと言うことです。
あなたたちは、4月から実社会に出ます。これからは楽しいことや、うまくいくことよりも、辛いことや失敗することの方が、絶対多いと思います。
人生ってそう言うものです。
そんな時に、心が決して折れないように今からメンタル力を鍛えて下さい!
どうすればいいのか?2つヒントを言います。
まずは、小さなチャレンジ、行動、実践を繰り返すこと!そうすればきっと
小さな失敗を数多く経験します。
小さな失敗であれば立ち直れます。また不思議なことに失敗を繰り返すうちにだんだん心が強く頑丈になって行くのです。
また本からもぜひ学んで下さい。
勝間勝代さんの本でも「メンタル力を鍛えよう!」と言う本もあります。
ぜひ経験と本から学んで、メンターを持って、メンタルを鍛えて
これから本当に有意義な人生を送って下さい。
同窓会はあなたのこれからの人生をバックアップします!!」
さすがに数か月前から考え続けた甲斐もあって、私が伝えたいことは
ほぼ伝え終えたと思っている。
謝恩会に行く前に、当院のあるスタッフが私に声をかけた!
「院長!今日は踊らないんですか?」
本当は祝辞の代わりに
踊りたいのは山々なれど
私にも一応立場があるのよ!