前歯の大きさと身長の法則
山陽新聞の暮らしの情報誌
レディアから、2月19日の
幕内先生の講演会の取材を受ける。
レディアの編集者の方に、幕内先生の講演会の
チラシを配ってくれたのは、あの岡山の産婦人科
サンクリニック併設のアイナリーホール!
サンクリニックには、足を向けて寝られない!
本当に、多くの方のご協力とご支援には、感謝の言葉しかない!
「一介の歯科医院の主催では絶対無理!」と言われていた
2月19日の平日午前中の幕内先生の講演会を、
私は300席満席にしたい!
今日来られた、初診のあるお子様は、歯並びに悩まれていた。
顎の大きさは、決して小さくはないのだが
歯の大きさが半端でなくデカイ!
歯並びは、多くの要因を受けるのだが
顎の大きさと歯の大きさのバランスも、大きな要因となる。
簡単に話すと、顎の大きさは容器で、歯の大きさは中身となり
容器と中身の大きさがばっちり合うと、綺麗な歯並びとなり、
容器の大きさと、中身がアンバランスだと、悪い歯並びとなる。
簡単な法則だ!
心配されているお子様のお母様に、お話しをしながら
ふと私は自分の子供時代の歯医者さんの診療室にタイムスリップした。
私が幼少期、この辺りには一軒も歯医者さんはなくて、
私は三門のある歯医者さんに、凄い頻度で通っていた。
今から40年も近い話になる。
私の永久歯の大きさは、普通とは違って、尋常なサイズでなく
半端ではなく、前歯も奥歯も、デカかった。
歯並びを心配する私の母親に、三門の歯科医院の院長先生は言った。
「お母さん、私は、これほど前歯の大きな子供は見たことがありません。このお子さんは、間違いなく凄く身長が伸びます!」
「身長は180cm、いや190cmまで伸びるかもしれません!」
「人間の身長と、前歯の大きさは、比例するんですよ!」
私と母親は、この院長先生のセリフを、何度も何度も耳にした。
小学生が終わり、中学生になっても、なぜか、この院長先生の
予言通り?の身長の伸びを、私は示さなかった。
高校生になっても、私は、あの腕が毛むくじゃらの
三門の歯医者の院長先生の言葉を信じ続けていた。
「前歯の大きい私は、いつか身長が爆発的に伸びる!」
そして、18歳で歯医者の道を目指して、それから28年の歳月が流れた。
私は28年間で、歯科に関する多くのことを学んだが
「前歯の大きさと、身長の関連性に関する論文も、単なる噂も
見たことも聞いたことも、未だにない!」
しかし、私は、歯科医師になって信じている
ある法則がある。
それは!
それは!!
「前歯の大きさと、顔のでかさは、
正比例することだ!」
いつか顔のでかい人が、カッコ良いと
言われる時代が来ることを夢見て!!