歯科医院の改善
S歯科で勤務していた後輩の歯科医師が
東京にある有名な歯科医院に就職すると聞いた。
話を聞くと、より高いレベルを目指して
自分から「就職したい」とその歯科医院に
話を持っていったと言う。
歯科の世界全体に元気がない昨今、
頑張れK先生!東京でまた遊ぼう!!
先週と今週のスタッフミーティンングは
患者さまアンケート「D-sat」の結果から
スタッフがそれぞれ、当院の改善のアイデアを出し合って
その結果をまとめた資料をもとに話を進めた。
今回のアンケートの結果、具体的に皆で考える点を10点に絞った。
1、駐車場、自転車置き場について
2、玄関、スリッパについて
3、待合室について
4、受付応対について
5、診療室について
6、治療内容について
7、予約について
8、スキルについて
9、医院案内について
10、その他(できること、しなければならないこと)
多数意見、複数意見を入れても、数えると改善点が数多く出されていた。
スタッフに各自3つ以上の改善点を挙げることを、私は要求したのだが
複数回答を入れると、各自が10点近く改善点を挙げた様子だ。
まずは、これだけ多くの具体的な改善点がスタッフから上がることに、私は素直にうれしく思う。
今日、改善点を話し合って、まずは、個人で対処する問題と、
医院で対処する問題を分ける。
医院で対処する問題は、院長の私が責任を持って行動する約束をしていたのだが、余りにも改善点が多く、半分以上の改善点は来週以降に送ることになった。
まずは「駐車場」の問題!
当院は第1駐車場と第2駐車場と第3駐車場がある。
第3駐車場はスタッフ専用駐車場のために、患者さまの駐車場は第1と第2となる。
第1駐車場は、面積の関係上、これ以上、駐車台数を増やすことは出来ない。
第2駐車場に空きが出れば、当院で今後、積極的に抑えて、そこを増やすしか方法はないか?
しかし第2駐車場は車が置きにくく、出しにくいので、患者さまの評判は良くない!!
2の「玄関、スリッパ」に関して
数年来の当院の大きな問題が、玄関とスリッパの問題である。
数年前までは、普通の家庭のように、当院の玄関に、患者さまは履き物を脱いで、スリッパを履いて、当院に入られてきた。
しかし、患者さまが多い曜日や時間帯は、玄関の入口が履き物で一杯になり、
足の踏み場がなかった。
玄関に靴が溢れることは、特に足の悪い方には、とても不評だった。
また1年に数回、患者さまが別の方の靴を間違えて履いて帰ってしまい、
大騒ぎになったこともあった。
(靴が見つかったこともあれば、結局見つからなかったこともある!)
だから、1年前に、当院では、下足入れと、スリッパ入れを、別々に分けて
大きく置きやすくするために、20数万円かけて靴箱を新調した。
しかし、それでも、靴の履き間違いは起こった。
それよりも、何よりも毎回のアンケートで大きな問題となるのが
スリッパ問題だ!
「他の人が履いたスリッパは、気持ちが悪くて履きたくない!!」
スリッパは当院では毎年、数回新調して、毎日、スタッフが、
時間をかけて除菌清掃していたのだが、スリッパを嫌がる声は消えなかった。
友人の歯科医院のマネをして、有料で使い捨てのスリッパを用意したのだが
50円のお金を出してまで、使い捨てのスリッパを希望される方は一人もいなかった。
滅菌スリッパの導入も検討したのだが、数か所の医院に滅菌スリッパを見学した結果、滅菌庫から出す時の匂いの問題で、滅菌スリッパは見送りとなった。
スタッフから、複数意見として、
「いっそ土足にしてみては!」と言う意見が出された。
土足か?
そう言えば、大学病院も土足だし、ソウルのYe歯科も土足だった。
今までなら、患者さんの小さな子どもが、床を這いまわる時の、
床の汚れを心配していて、土足に踏み込めなかった。
しかし最近では、当院では、託児室でお子様をお預かりするので、
患者さまのお子様がユニットも横の床で這いまわることも無い!!
土足となると、バカでかく作った靴箱も除去できるので、
待合室を今まで以上に広げることが出来る。
3の待合室に関して、スタッフからの意見をディスカッションしたところで
本日の改善ミーティングは終了した。
スタッフがまとめてくれた、改善点を全て数えると108個となった。
百八つ!
人間の煩悩の数と同じか?
当院の煩悩の数!百八つです。。。
私は院長として、いくつ
改善できるのか??