岡山大学歯学部校友会と忘年会
ひどい二日酔いで
11時前にやっと目が覚める。
暴飲暴食には気をつけないと
いつも心がけていながら
またやってしまった。
恐らく昨日の飲み会で私の脳細胞は
100万個以上破壊された。
必ず11時までに帰宅して仕事をしよう!
そんな気持ちもあっという間に破壊された。
土曜日は深夜まで、岡山大学歯学部の学生さんたちと
盛り上がる。
実は今回初めての試みではあるが
岡山大学歯学部学生校友会と歯学部OBそれも
有氏の歯科開業医が忘年会を行うことになった。
きっかけは私だった。
岡山大学歯学部同窓会の私たちは、今まで以上に現役の学生さんと
接する機会を多く持つように心がけている。
なぜなら、私たちの後輩となる今の岡山大学歯学部の学生さんに余り元気がないからだ。
学生さんに話を聞くと、
「歯医者ってコンビニの1,5倍ある」
「歯医者の5人に1人はワーキングプアだ。」
「お前たちの将来は暗い」
と授業でそんな話を延々と聞かされているらしい。
女性の学生さんは
「結婚すれば家庭に入って、歯科医師の仕事をやめるのがあなたの幸せだ!」
と何度も言われると言う。
ここは、そんな現役の学生さん達が元気で明るく
歯科医師の将来に希望を持てるように、
開業医のOBが先輩として、よい見本、よい手本を示そう。
先輩の私たちが、希望を持って頑張っている姿を学生に見せれば
学生も自ずから希望を持つことができるはずだ。
そんな私の思いから今回の忘年会は企画された。
言い出しっぺの私として、今回の忘年会の目玉を考えていた。
それは、女性歯科医師で、家庭を持ちながら、子育てもしながら、
自分の診療所を開設して、頑張っている先生を
女性の学生さんの前に連れてきること。
そして飲みながら、体験談を聞かせること。
このことが実現すると彼女たちはきっと今まで以上に元気で頑張れるはず!
私は岡山県下で活躍している女性の歯科医師3名に目をつけた。
3名とも女性ながら自分で自分自身の歯科診療室を開設されていて
活躍されている。
結婚して、家庭を持ちながら、ある先生は子育てもしながら
歯科医師の仕事も両立されている。
私たち男性の歯科医師には理解できない苦労がそこにはあるはずだ。
その思いや苦労を女性の学生さんたちに聞かせたい。
私が声をかけた3名は当初は都合の悪い先生もいたのだが
出席名簿には3名とも出席の○があったので、私はとても楽しみにしていた。
記念すべき忘年会の開始時刻は午後7時。
しかし学生さんはさすがに15分前には前もって着席しているのに
OBの集まりが悪い!
名簿では10数名のOB参加予定が開始時間に席についたのOBは半数しか
いなかった。
乾杯の発生から会は無事始まったのだが、私の目玉となる
女性歯科医師の先生3名が一向に誰一人姿を現さない。
まずい状況!
詰めが甘かった。
前日か当日に確認の電話をすべきだった。
「診療が遅くなってるんじゃないですか?」
学生さんが私を気を使って声をかける。
2次会には来るよね?
しかし3名の女性の歯科医師は2次会の最後まで
姿を現さなかった。
学生をきちんとまとめている学友会会長のS君の
姿を見ると、同窓会OBをまとめることに失敗した
同窓会会長の私は自己嫌悪の塊になるのだった。
すまない!
全て私の責任だ!!
今夜は私でよければ、とことん語りつくそう!!
この借りはきっと返す。