診療後、私と４名の歯科医師で
毎月定例のスタディグループ
「クラブーＳ」の勉強会に参加する。

本日の症例発表は当院の生熊先生の単独歯インプラント症例！
メインの話は倉敷のＭ先生の介護にまつわる話！！

ここに集う仲間や友人の歯科医師と、
同じ空間、同じ時間、そして同じ志を持つ幸せを噛みしめる。

先週の木曜日、私は東京で多くの方に面談したのだが
その木曜日の一番の目的は、夜に渋谷で行われた
千田さんと福島正伸先生のジョイントセミナーに参加するためだ。

千田さんは、元歯科関係の営業マン！書籍も数冊出されている。
数年前に、私は千田さんのセミナーを一度聞いたことがあった。

「お話がうまく、熱い人！」私の千田さんへの第一印象だった。

福島正伸先生は、今をときめく旬の人！！

本も数多く出版されているが、仕事観を語らせたら日本一と私は思っている。

福島先生の書籍から私は
「つまらない仕事なんて世の中には１つもない！つまらないと思い込む感情があるだけだ！」
そんなメッセージを得ていた。

渋谷てっぺんセミナールームで、まずは千田さんの話から始まった。

私が思い込んでいた、話がうまく、熱く語る千田さんの姿は、そこには無かった。
自分の失敗と、福島先生との出会いを訥々としゃべる千田さんあの姿が
ある意味で、飾っていない千田さんの本当の姿なのだろう。

私は自分を偽って生きてはいないか？ふとした疑問が蘇る。

福島先生の話は素晴らしかった。

今回の福島先生を薦めてくれた千葉のＷさんには聞いてはいたのだが
「当たり前の話しかしない！しかしそれがなぜか心にすっと入ってくる！」

その通りだった！

福島先生の話は

「困難に挑んでいる姿に人は感動する！」

「自発的にやることが大切！なるなら自発的、やらないなら最初から断る！」

「人を育てることは、あなたが夢を持って一生懸命に生きる姿を人に見せること」

「誰かが大きな困難に陥っても、傍の人が『信じて』『そばにいる』だけで、その人は苦しみを乗り越えることができる」

「人間は勝手に自分の限界を作り、勝手に未来を想像する！」

言葉にすれば当り前の言葉だが、福島先生が話すと
本当にすっと心に染みいるように入ってくる。

千田さんが、６６回も福島先生の話を聞いたと言った訳が、少しだけ理解できた。

当院のスタッフに、ぜひ福島先生の話を聞かせたいと思った。

誰一人、涙を流していない会場で、なぜだか私だけ、涙がこぼれそうになった。

セミナーが終わり、渋谷の居酒屋「てっぺん」に移動して懇親会となった。

初めてのてっぺんでは凄い盛り上がりを見せる飲み会だった。

何日もバタバタしてよく眠れない日が続いていた私は、深夜零時を前にして、一人だけ居酒屋を後にした。

慣れない土地で渋谷駅への方向が心配だったが、人の流れに乗ってて進めば、駅へとたどり着くことを初めて知った。

今日一日の成果と、セミナーの満足感を感じる一方で、岡山からはるか遠くに離れて、深夜ふらふらと渋谷の地を歩いている自分に、私は何か大きなギャップを感じた。

私はいったい何を求めて、誰のために

平日の深夜

こんな場所を歩いてるんだろう！！　

岡山の歯医者
「なかの歯科・矯正歯科クリニック」 院長中野 浩輔

• 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
• 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
• 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
• 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設

当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。