「院長、週末の会合のことで
お電話が入っています。」

土曜日の会議の場所が、変わったのか？
不思議に思った私だが、診療を中断して
電話に出てみると、

「やられた！」

「院長先生ですか？どこどこ駅前のマンションが。。。
税金対策に困っていませんか？」

一方的なマンション投資勧誘の電話！

最近は勧誘の電話も、手が込んできて、嘘をついてまで
電話口に出させて、滔々と話しだす手口には
怒りを通り越して、哀れにさえ思う。

フルコミッションで営業をしているのかもしれないが
そんな電話をかけさせる営業マンのいる会社の姿勢には
疑問を投げかけるしかない。

大手のマンションディベロッパーが、どんどんと倒産する中
生き残りをかけて必死なのかもしれないが、
そう言ったいい加減な行動をとれば、必ず自分に同じことが帰ってくる。

鏡の法則は事実なのだ。

少し前に、私たち岡山大学歯学部同窓会の理事会は
全国１５００名の同窓会の会員に名簿作成にかんする
アンケートを郵送した。

するとある先生から、「この同窓会の名簿から、マンション勧誘業者や
悪質な商品取引業者から、診療中にどんどん電話が掛かってきて
大変迷惑している！
同窓会の名簿から、即刻私の名前と住所を削除して欲しい！」
と厳しいクレームの連絡が入った。

同窓会の仕事を、私は２０年以上近く続けているが、
文句を言われることはあっても、感謝されることはほとんど無い！

私などは２期生なので、まだ大丈夫だ！
しかし理事の若い先生は、かなり先輩の先生から
厳しいクレームを言われると、それだけで委縮してしまう。

クレームを言うのでも、相手の感情を考えて、クレーム言って欲しい！！

同窓会員は、お互い仲間なので、ぜひ愛のあるクレームにして欲しい。

一番歴史が浅く、お金も全くない、同窓会の仕事なんて
本当にしたいと思っている人間なんて一人もいない。

私たち１期生、２期生は、立場上、同窓会の仕事、
それも会長職を引き受けなければいけないのはわかっているが、
私たちの同窓会の会長なんて、今まで２５年間以上、１度も選挙は行っていない。

これは何を隠そう、誰もしたがらないことを意味している。

同窓会の会長をすると、１年間に１０日程度
診療を空けないといけない！
それは歯科医院の売上に換算すると数百万の損失になる。

同窓会の会長をしているからって、患者さんが増えるなんてことは
ほとんどありえない！！

開業医が同窓会の仕事をしても、お金の面では、マイナスはあってもプラスはほとんど無い！

そんな中、理事はお互い、知恵を出し合って、お互い力を出し合って、協力しあって、会務を進めているのに、最近やたら多いのが同窓会に関するクレーム！！

私はいったいどうすればいいのであろうか？

私は両親から「人の嫌がることを進んでしなさい！」と小さな時から教育を受けた。

そして、今誰もしたがらない同窓会の仕事をしている。

昔、私は、女の子のスカートにトカゲを入れて
こっぴどく叱られたことがある。

その時は、人の嫌がることの意味が違っていた。

岡山の歯医者
「なかの歯科・矯正歯科クリニック」 院長中野 浩輔

• 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
• 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
• 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
• 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設

当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。