ハーストーリー日野佳恵子さん
先日、あのハーストーリーの
日野佳恵子さんとお話する
貴重な機会があった。
ハーストーリーの日野佳恵子さんは
株式会社ハーストーリー代表取締役
日本では数少ない女性マーケティング会社。中でも主婦層に特化した
事業を1990年から創業。
全国に10万人の女性モニターを持ち、女性と男性の行動特性、
購買心理に基づいた独自の「クチコミュニティ、マーケティング」は
大手企業からも大きな支持を得ている。
私が歯科医院で口コミに興味をもったのは
日野佳恵子さんの著書「クチコミュニティ、マーケティング」を読んだからだ。
私もこのような仕事をしていて、毎日多くの人に会いながら
同窓会やその他の活動を通じても、最近では全国的に名の通った方との
交流ができている。
だから本当に「すごい人」や、「本物の人」は、ものの30分も話をすれば
理解できるようになったつもりだ。
そんな私が今回、日野さんとお話して思ったことは
「この方は引出しが多い」「原理原則を話される」「凄い人だ!!」
男性より、女性は、物事の本質だけでなくて、周辺20%もとても気にされる。
女性は、話があちこち飛ぶことがある。
歯科医院が、女性から支持されるには、その周辺20%に気を配らないといけない。
だから歯科医院の外観や清潔感には、120%気をつけるようにアドバイスしてもらった。
【リニューアルするか?】
男性が読む雑誌は、趣味別(カメラや時計や車)や、物事別(釣り、ゴルフ等)に分かれることが多いが
女性はライフスタイル別に分かれている。
その女性の年齢やライフスタイルによって、大きく読む雑誌が違ってくるのだ。
女性を知るためには、そのような雑誌のキーワードを読み解けば良い。
【「STORY」は呼んでいるが、「家庭画報」や「婦人公論」までは読んでいない。】
女性の患者さんには、必ず院長がアイコンタクトをして一言声をかけること。
自分を大切に、特別に扱って欲しい思いが、女性には必ずある。
【私は人見知りをする方なのだが、もっと積極的に女性の患者さまには
今まで以上に声をかけてゆきたい。】
また歯科医院は女性が多い職場なので
たとえば院長が男性で他のスタッフがすべて女性の場合、
スタッフとのコミュニケーションは十分気をつけないといけない。
「女性スタッフを決して、えこひいきしない。」
「あるスタッフのみ、特別扱いしない。」
「全てのスタッフに同じことを話す。」
またここでは書けないが男性の院長の私にとって耳の痛い話が続いた。
私が「この程度ならいいだろう!」と言う男性ならではの甘さが優秀な女性スタッフのやる気をそぐ結果となっているらしい。
私は45年間、男性として、異性である女性を知りたいと、常に思い続けていた。
そして、途中で「男性と女性は全く違う!」「それは無理!!」とあきらめていた。
でもやはり一生女性のことを理解しようと思い続けないといけないと強く感じた。
日野さんは「今は車や家も女性の方に決定権が大きく移っています!」と言われた。
「これからは女性の時代ですね!」
と言った私に
「既に女性の時代です!!」と
言い返された日野さんは
凄くかっこよかった。