歯科医師と宝くじ
先日確かに私の
体重計は62,6キロを記録した。
わずか2日で2キロ体重が減少したことに驚くとともに、
自分が「なりたいイメージ」を強く持つ重要性を実感した。
しかし、しかし、どうして1日で2キロが戻るの?
最近の為替の変動と同じように、私の体重の変動
の振れ幅は、誰にも想像できない!!
私がテレビのお仕事を、毎月させてもらうようになって
一番大きな変化は、色々な多くの人との出会いであろう。
普段は普通の歯医者が出会えないような人と
スタジオの控え室で名刺交換で来たり、話ができたりする。
これは私にとって人脈と言う大きな資産となる。
「幸運の女神」に出会ったのは、2か月も前になる。
普段は宝くじはほとんど買わない私だが、何か
胸の奥の方からの小さな自分のささやきのような声に
導かれて、サマージャンボ宝くじを購入した。
ここだけの話、3万円!100枚購入していた。
サマージャンボの当選発表は8月15日だったが
私はそもそも、極端な小心者なので、ネットや新聞で、
当り番号と自分の宝くじを、突き合わせて調べるなんて
怖くて心臓に悪いので、絶対に出来ない。
しばらくは高価なワインのように、その宝くじを
私がいつもお願い事をする水晶の大きな玉の前に
寝かせておいて、満を持して本日、宝くじ売り場に
当選金額を受け取るために、持参した。
イメージはばっちりだった!
ここで高額当選が出たら、おそらく横のみずほ銀行の
お客様控え室なんかに通されて、店長さんが出てきて
お祝いの言葉を述べるんだろうな?
おそらく、「みずほ銀行岡山支店」の店長さんに私は一度も会ったことはないが、紺色のスーツに銀縁の眼鏡をしている真面目な銀行マンだ。
HITACHIと書かれた宝くじの自動当たりはずれ判定器に
私が購入した100枚の宝くじは投入された。
割とゆっくりとしたペースでその判定器は作動した。
10枚に1枚のペースで当たりのくじが見つかり300円の
金額が徐々に刻まれていった。
そこで、予想しなかった出来事が起こった。
「院長!こんにちは!!」
「わっ!びっくりした!!」
私は突然の言葉に驚いて、思わず振り返った。
そこには、当院の美人歯科衛生士のAの姿があった。
木曜日が休みの歯科衛生士Aは、お買い物を楽しんでいたらしい。
まずい!
ここで目の前の判定器に
10000000円や100000000円の金額が
表示されると、私が宝くじに当選したことが
当院中にバレバレになってしまう。
私は、妻に浮気場面に踏み込まれた亭主のように
思いっきり、浮足立った。
「院長、何をしているんですか?」
「いや、宝くじの換金をね!」
「いくら当たったんですか?」
「うーーんとね!6000円!!」
「凄いじゃないですか?」
「でも誰でも3万円買えば
6000円は当たるのよね!!」