同期で友人の歯科医師の先生が！

「院長、札幌の〇〇先生からお電話です！」
と言うスタッフの言葉になぜか嫌な気がした。

その私の嫌な気は当たっていた。

大学の入局が同期だったある歯科医師の
先生が先月亡くなったと言う報告だった。

私達は各々の歯学部を卒業後
岡山大学歯学部第一補綴科に
研究生として入局した。

同期は10名ほどいた。

その頃の補綴科の医局は凄く忙しかった。

歯学部を卒業したばかりの何もわからない新人なのに
研究と臨床と教育の3本柱を頑張るように
Y教授に言われていた。

また当時は自分の臨床の銀歯や入れ歯は自分で
技工しないといけないルールだったので、
良く大学に泊まり込んで仕事をして
技工室前のソファーで寝た。

研究生だったのでどんなに長時間仕事をしようと
大学からは全くの無休で
逆にこちらから研究生の費用を支払っていた。

生活費は週に1回行く歯科医院でのアルバイトで
賄っていた。

だから私達10名は出身大学は違えども
一人前の歯科医師を目指す同じ穴の狢

良く酒を酌み交わし先輩や教授の
愚痴を言い合っていた。

入局して5年前後で
ほとんどの仲間は医局を離れて
それぞれの道へと進んでいった。

その当時は卒後5年前後で
歯科医院を新規で開業することが
普通のことで
私の同期の親友は卒後4年
私は1年遅れて卒後5年で歯科医院を
開業した。

札幌の〇〇先生も2年ほど遅れて
新規で開業して、亡くなった同期の
先生の同じころ歯科医院を開業した。

亡くなった同期の先生が数年前から
体調を崩していて入退院を繰り返している
と言う情報は噂には聞いていた。

しかし、こんなに早く亡くなるとは！

彼は無念だったのではないか？

歯科医院の代表として長く頑張っていると
トラブルに見舞われることが時々ある。

弱い私は心が折れそうになったり
全てを投げ出し逃げたいと思うことも
多々ある。

しかし、人生は生きているだけで
丸儲けである

人生は生きているだけで丸儲けである

私に残された使命はまだまだある

岡山の歯医者
「岡山なかの歯科・矯正歯科クリニック」 院長中野 浩輔

• 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
• 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
• 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
• 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設

JSOI 口腔インプラント認証医 JMM インプラント臨床マイスター 朝日医療大学校講師 臨床研修指導医

当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。