学会懇親会
インターネット求人日本一の
リンクスタッフの方が当院に来院される。
当院の取材をするためだ。
あのリンクスタッフから当院が認められるとは!
うれしい気持ちで身も引きしまる。
リンクスタッフのお2人の方、今日はわざわざ
遠方からありがとうございました。
「私が歯科医師を目指した経緯!」
「どのような思いを持ってここに歯科医院を作ったのか?」
「今まで苦労したこと!」
「スタッフの人の問題について」
「これから開業を目指す若い先生へのアドバイス!!」
インタビュー形式で進んだ取材もさすがにプロの方の
進め方で、あたかもインタビューはコーチングのように進み
私の中の答えを確実に引き出してくれた。
そうだ!16年前に開業したときは歯科治療イス3台でスタッフは
私以外4名の歯科衛生士のみだった。
それが今では歯科治療イス11台、スタッフは総勢30名を越えた。
もちろん順調な道のりでは決して無かったし、今でも発展途上中と思っている。
しかし今日のインタビューは、まるで私が今まで背負ってきた大きな荷物の
棚卸しのように感じてあっという間に終わった。
午後の診療は私一人先にあがって全日空ホテルへと向かった。
日本歯科保存学会の秋季学術大会が岡山市で開催されたので
岡山大学歯学部同窓会会長として理事懇親会にご招待されたのだ。
例によって例の如く、有名な全国の歯学部、歯科大学の教授の先生がいらっしゃる中、若造で学位も持っていない私が一番前の席に赤いバラを胸につけて座る。
居心地の悪さはいつもと同じ!
前の席には懇親会には1テーブルに2人のコンパニオンが付いていた。
なぜか私のテーブルは3名しか招待者がいなかったので
ほとんどマンツーマンでコンパニオンの方がお世話をしてくれる。
私はこのようなベタッリのお世話には慣れていない!!
こちらが取りに行かなくてもお酒でもお料理でも何でも持ってきてくれる。
「お肉とお魚はどちらがお好きなんですか?」と聞かれる。
このような状況に慣れていない私は
「実は私はお肉もお魚も余り得意ではなくて、昔は一時ベジタリアンだったんです!」何て得意げに話す。(本当は肉も魚も大好きなくせに!)
「そうですか!このようなパーティの席ではお野菜だけの食事は難しいですね」
とコンパニオンの女性は少し寂しげに話す。
「いや何でも食べますから気にしないでいいですよ!」と私は明るく話す。
他のテーブルに挨拶に行き、少しして自分のテ-ブルに戻ると
私の目の前には「大きな野菜サラダ」が置かれていた。
もちろん肉や魚などの動物性タンパクは一切入っていなかった。
どうやら先ほどのコンパニオンの女性がホテルに無理を言って
私のために特別に用意してもらったらしい。
うれしく思ってその生野菜サラダをありがたく頂く。
もう一度別のテーブルに挨拶に行って少し時間がたって
帰ってみると、また私の目の前だけに
「特別生野菜サラダ」が置かれていた。
生野菜も2杯目となるとさすがにきついよなと、食べかねていると
そこに先ほどのコンパニオンの女性がやってきて
面白いカクテルを持ってきましたとうれしそうに話す。
「小松菜とりんごのカクテルです!」
青汁をりんごジュースで割った健康オタク用のカクテルが
綺麗なグラスに注がれていた。
「誰も怖がって飲まないんですよ!」
「いただきましょう!」と私は一気に特製小松菜カクテルを飲み干した。
「うまい!もう一杯!!」アルコールが入っていたので気が大きくなっていた。
そのコンパニオンの方は、今度は私だけではなくて
私のテーブルの3名の先生に特製小松菜カクテルを3杯持ってきてくれた。
他の先生は一瞬嫌な顔をされた。
しかし私のテーブルにだけ「緑みどり」した料理と飲み物がどんどん
運ばれるのは私の気のせいであろうか?
肉が!肉が食べたい!!