摂食嚥下カンファレンス
昨日の木曜日の夜に
岡山大学病院歯学部で
第24回の摂食嚥下カンファレンスが開催された。
今回は「介護予防 口腔機能向上への取り組みと再評価」
と言うタイトルで、岡山県歯科衛生士会の会長の松尾敬子先生が発表をされた。
彼女は当院で10年以上口腔ケアに取り組んでくれた。
今は彼女の夢を求めて国立病院で更に上を目指して頑張っている。
先日教授会で大学を訪れた時に、エレベータ-内に大きく貼られていた
カンファレンスのポスターを見て私は参加を決意した。
驚いた事に、当院の副院長も多くの歯科衛生士も
私が指示していないの自主的に参加していた。
カンファレンスは松尾先生と「すこやか苑」の通所リハのリーダーの
奥田先生と、看護士の祢屋先生の交互の話で進んでいった。
「すこやか苑」での口腔ケアの取り組み、摂食嚥下への取り組みは
それはまさしく当院の口腔ケアの取り組みであり、摂食嚥下への
取り組みでもあった。
平成9年11月に始まった「口腔の機能の大切さ」への啓蒙活動!
「いい歯の日」のキャンペーン!
平成13年から「すこやか苑」新人スタッフへの口腔ケア研修会
平成17年からは、入苑者に対する摂食嚥下障害者への本格的なアプローチ
全てが松尾の業績であり、院長の私と口腔ケアチーフ衛生士だった松尾が喧々諤々と議論を戦わせながら、取り組んでいたことが本当に昨日のことのように思い出される。
私と同様、摂食嚥下カンファレンス初参加の衛生士Oが私に
質問をしてきた。
「院長、STって何ですか?」
「スピーチセラピストの略、言語療法士!」
(私がわかる質問で良かった)とホッと胸を撫で下ろす。
しかし天下の岡山大学病院では午後の8時に暖房が切られるようだ。
当院のスタッフは誰もがとても寒そうに話を聞いていた。
しかしどうやら寒さに負けて風邪を引いたのは
院長のこの私一人だったようだ。
朝から鼻が出て!鼻が出て!!
どうにも止まらない。(山本リンダ風!)