抜歯した後に使う縫合糸
最近の私は拡大鏡+LEDの無線ライト
無線のライトが格段に快適で
同時に買った有線のライトは
妻に使ってもらう。
その無線ライトが今日の午前中に
急に点滅を初めて、制御不能になる。
これ、この前買ったばかりよな?
20万か30万はしたよな!
じっと手を見る
今後、5年から10年で20%の歯科医院が
倒産すると言われている。
確かに1年前に、政府と銀行の大盤振る舞いで
コロナ対策も含めて、多額の現金が
歯科医院にもばらまかれた。
それは借入金であったり、補助金、助成金で
あったり。
その効力が切れる5年後には
多くの歯科医院が倒産することは
これは間違いないと私も思っている。
当院でも、中には5年間無利子で
担保も、保証人さえも不要で
ガンガンとお金を借りることが出来たので、
5年間の間に借りたお金をどこかに隠して
計画倒産する歯科医院が
続出しても全くおかしくはない。
しかし、当院は決して倒産はさせない。
倒産すると歯科医院で働くスタッフは
路頭に迷い、本来なら貰えるはずの
退職金にさえあるつけなくなると思う。
要は赤字にならないで
少しでも良いから黒字を計上することが
一番大切な歯科医院経営となる。
少し前から私の後ろのテーブルに
ソフトレッチ1個488円のテプラが貼られた。
当院では少し前から節約のために
高い歯科材料にはテプラで価格が貼られている。
このソフトレッチとは、抜歯や歯周外科の
オペの際に用いられるナイロン製の針付きの
縫合糸である。
実はこの私、あの縫合糸が1本
500円近くするのを知らなかった。
奥歯の抜歯の代金は2600円!
患者さんはこの3分の1のお金で
抜歯をして貰うことができる。
私は2600円のお金がトータルで歯科医院に入る奥歯の抜歯に、
1個1600円もするテルプラグを使用して、1つが500円もする
縫合糸を今までは使っていた。
それも時給が高い歯科衛生士を横にはべらせて!
ずっと不思議に思っていたことは
大学病院に親知らずの抜歯を依頼した時には
必ず縫合糸は絹糸、けんしである。
絹糸は、ナイロン糸に比べて価格は凄く安いのであるが
プラークと言う細菌の塊が付きやすく
抜歯後の治りが悪いことも多い。