ソウルへ!
多くの偶然と幸運が重なり
(ここは話が長くなるので割愛する)
私が顧問をしているST製薬株式会社が
このBrstl(ブリストル)の日本での
独占販売契約権を取ることができた。
これは奇跡に近いと思っている。
Brstl(ブリストル)のCEO、James Chaは
韓国出身でアメリカのミシガン大学を卒業した
エリートだった。
たまたま彼がメールで打ち合わせをしていた
その日から1週間だけ仕事で韓国のソウルに
戻ると聞いて、私は1時間だけでもソウルで
あなたに会って話がしたいとメールをした。
最初は打ち合わせの会議が幾つもあるからと
会うことを断られた私だが何度もあきらめないで
お願いすると、今度の土曜日の夜か日曜日の
お昼の時間ならソウル市内で会って貰えることになった。
Brstl(ブリストル)を開発したCEOと
直接会えることに大きな喜びを感じると共に
私には1つだけ大きな不安があった。
私は彼とのメールでの英語の会話は
全てグーグル翻訳を使っていたからだ。
彼はずっとロスに住んでいるので
英語はネイティブだ。
それと比較して私の武器は
グーグル翻訳とポケトークしかない。
しかし、大切なことは情熱、
会えば何とかなると私は腹を括った。
日本からのソウル行きのチケットの取得は困難を極めた。
世間は3連休でもあったので
岡山発のインチョン行きの大韓航空のチケットは
既にソールドアウト。
全日空ラバーの私は最初は岡山から羽田に飛び、
羽田から金浦に行こうと思っていた。
しかし、台風19号の影響で数日前から
既に羽田空港発着の国内線の欠航が決まったので
このプランはアウトとなり全額の払い戻し。
台風の進路を見ながら、私は次に関西空港発の
ピーチのチケットを取得した。
しかし、前日に岡山ー新大阪間の新幹線の
運休が決まり、私は前日に関西空港に
行けないことになってしまった。
診療をしながらの金曜日の昼に、私は福岡空港発のT’s Wayと言う
LCCで片道3000円と言う格安のチケットを見つけた。
税金と空港使用税を入れても片道が5000円
今のLCCは連休でも本当に安いと思い、すぐさまネットで購入した。