ジャパン イズ ビューティフル!
その後、調子に乗り新年の挨拶だと
バーを3軒も一人で梯子する。
調子に乗りに乗って、いつもお世話になっている
「ワインバールプレ」で「これが達成したら
シャトーマルゴーとシャトーラトゥールを開けます!!」
と宣言した私!!
会計がお幾らになるのか?と朝起きて青ざめる私!!
でも必ず達成させたいと強く思う!!
サンセバスチャンでは、ミシュラン星付きのレストランも多いのだが、
ディナーで3時間とか3時間30分コースとなるのは、少しきついと
思い、ランチでミシュラン1つ星のあるレストランを訪問した。
アラカルトは量が多すぎるかもしれないと?
デギュスタシオンコースをリクエストする。
これはそのお店の代表的な料理が少しづつ出されるメニュー
そのデギュスタシオンコースもこのお店では
2種類あって、量が少なくお値段も安いコースを
私達はオーダーした。
驚いた!
2年前のニューヨークでのブーレィでの
ディナーでも、日本のワサビや出汁や醤油が
普通にフレンチに使用されていて、それも
メニューに日本の[dasyi][wasabi]と表記されていて
驚いたのだが、ここ日本から凄い遠いスペインの
サンセバスチャンの星付きのレストランでも
醤油や柚子など日本の伝統の食材が
使用されていた。
凄く美味しかったのだが、ランチでも3時間コースであり
全体の食事の量も、私達50歳オーバーの二人には多すぎて、
最後の方は苦しい時間となった。
しかし、今回のスペインの旅で私は多くの方から
「日本人か?」と質問され「日本人だ!」と答えると
「日本は美しい!」「今度、憧れの日本に旅行に行くよ!」
と言われた。
スペインの大みそかの日に私と妻はバルセロナに戻り
あるレストランで年越しの食事をしていた。
私達のお隣には私達よりは少し年上のご夫婦が来られた。
私は折角のご縁だからとお声をお掛けした!
「どちらから来られていますか?」もちろん英語である。
そのご夫婦はフランスから来られていると言われた。
またこれも奇遇なことなのだが、今は仕事をリタイアされている
ご主人は、日本のSONYに勤務されていたのだと言われる。
「日本にも何度も来たこともあるし、長年日本人と
ずっと仕事をしてきた!」と言われる。
最初は簡単なお互いの自己紹介に過ぎなかった
私達4名の会話もワインが進むにつれ
誰もが皆饒舌になっていった。
そして私はこんな質問をされた、
「どうして日本人はお互いをあんなに
凄く尊敬しあっているんだ!」
長年SONYで日本人と一緒に仕事をしていた
その方は、お互いをリスペクトし合う関係が
どうしても理解できないと言われた。
「それは日本人の多くが、長い間、何代もの世代を通じて
ずっと同じ場所に住んでいるからだ!」と私は答えた。
「それから普通は一度就職すると同じ会社に
定年まで勤めるのが普通のことだからだ!」と答えた。
「ずっと、近所でも会社でも同じ人たちと過ごしている
私達日本人はお互いをリスペクトすることでより円滑な
人間関係を作っているんです!」とお答えした。