訪問歯科診療への取り組み
いきなりライブドアのブログの投稿画面が変わり、もともとITの技術に疎い私は書き込みに大変苦労する。誰かさんは選挙に出るのもいいのだが「仕事は大丈夫なの?使いやすいブログにしてよ!」と愚痴の1つでも出てしまう。
昨日は思い切り落ち込む出来事が勃発した。そしてブログを書き込む元気がどうしても出てこなかった。書きたくない時は書かなければよい!そう自分に言い聞かせた。しかし人は人に強く影響を与える。自分の不用意な言動が、ある人の人生を左右することもある。何事にも慎重にならなければと肝に銘じた。
当院は今では審美歯科、ホワイトニング、予防歯科、インプラントを大きな柱として岡山でも実績を作ってきたつもりであるが忘れてはいけないのが、訪問歯科診療への取り組みだ。
私が開業した13年前は訪問歯科診療は今ほど盛んではなくて開業の挨拶に伺った高齢者施設で歯の往診の以来を受けたことから当院の訪問歯科診療は始まった。私は大学の補綴科といって差し歯や入れ歯を作る専門の医局出身なのでセラミックなどの差し歯以外にも高齢者の入れ歯治療などは自信を持っていた。
しかし初めて高齢者施設に伺ってお口の中を覗いて驚いた。入れ歯は全く合っていなく、食事の時にだけ入れ歯を外す人も多く見られた。歯磨きなどほとんどできていなく、薬の顆粒とお昼ご飯の飲み込んでいない食べかすがお口の中にプカプカと漂っていた。診療室に通われる方がとても元気な方だと言うことを、そこで初めて気がついた。
その日依頼、14年目に入った当院の訪問歯科診療プロジェクトも毎年スタッフを増やしていった。遂にこの10月からは、岡山大学歯学部の摂食嚥下グループと協力の元、今までよりレベルの高い訪問診を提供できるシステムを構築できることとなった。
今まで当院に来院された方が高齢者になり、寝たきりとなり診療室に通えなくなっても当院の訪問診療システムで今まで担当していた歯科衛生士が病院や自宅に通って今までと同じレベルの口腔ケアを提供する。
当院の掲げる予防歯科とはそのレベルを目指している!