NHKプロフェッショナル仕事の流儀
岡山も急に寒くなってきた!
しかし数年前の断捨離で
それまで着ていたほとんどの
セーターやコートを
捨ててしまった私!
週末の連休に私が行くのは
ユニクロか?南国か??
いったいどっちだ???
昨日放送されたNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」に
初めて歯科医師として山形県酒田市の熊谷先生が
紹介された。
NHKと言えば数年前のインプラントバッシングの報道もあり
少し放送内容を心配していたのだが、今回の特集は
多くの歯科医師が賛同できる内容に胸を撫で下ろした。
番組の内容を簡単に説明したい。
「歯科医療は患者さんの人生に大きな影響を与えるので、
虫歯があってもすぐに削って治療をするのでなく
予防の大切さを知ってもらって、それから
初めて治療に入る方が良い。」
「歯科で一番大切なことは定期的なメインテナンスに
通ってもらうこと!そのためには多くの治療椅子と
多くの歯科衛生士の数が必要!!」
「虫歯予防の大切さを知ってもらうためには
唾液検査が一番効果的である。」
実は、私は昔のことであるが、日本ヘルスケア研究会と言う
予防歯科のグループに入っていて、熊谷先生には
何度もお話を伺うことがあった。
岡山大学歯学部の同窓会の講演会で
15年近く前に熊谷先生、岡先生、藤木先生と言う
予防のスペシャリストをお呼びしたこともある。
当院は今では予防をベースにしたインプラント治療、
審美歯科治療に力を入れているが、そんな私が
予防歯科で一番大きな影響を受けてきたのが
熊谷先生であろう。
熊谷先生の教えに従って、唾液検査を臨床に取り入れ
歯科衛生士を多く雇用し、衛生士の個室のメンテ用の
部屋を増設した。
岡山県下で15名の歯科衛生士が在籍している
歯科医院なんて、まずは無い!!
大切な資料である口腔内写真がしっかりととれるように
サンフォートの鈴木さんと言うプロの方に
当院まで来てもらったこともある。
初診時には、すぐには歯を削らないで
応急処置しかしない。
後の時間は検査と資料取りの時間としている。
しかし、そんな予防歯科をメインにした形態は
過去何度も患者さんから強い批判を受けてきた事実もある。
事前に初診のコンサルで十分説明したつもリだったが
ある歯科の口コミサイトには
「なかの歯科は、すぐに治療をしてくれない!
急いで治したい方にはお薦めしない!速攻で別の歯科に行った!!」
と書かれた。
唾液検査を薦めたある方からは
「保険外の検査を薦めるなんて、悪徳歯医者だ!」と批判された。
当院ではないが、ある歯科医院は、口腔内写真の撮影をした
ある若い女性から「レイプされたような気持ちになった!!」
とネットで凄く批判された。
「ブレナイ!!」
番組内で何度もこの言葉が繰り返し流された。
私は番組を見ていて本当に涙が出そうになった。
熊谷先生は72歳の現役の歯科医師!
私は51歳の現役の歯科医師!!
岡山と言うこの地でブレナイであきらめないで
再度、予防歯科を薦めて行きたいと本気で感じた。
そのためには後3名歯科衛生士を増やそう!
18名いたらいいよね!!
私は本気である!!!