カムログコングレス終了!!
バレンシアでのカムログコングレス初日
私はスタッフに留守を任せて、また
患者さまに予約の面でご迷惑をおかけして
ここまで来ている以上は
少しでも有意義な情報を吸収して帰らないと
いけない。
そう思った私はピンポンの余興の後も
一番前に陣取って、世界有数のスピーカーの
先生方が語るインプラント治療に関する
最新情報を必死になって吸収した。
今回のカムログコングレスでは
タイムリーな話題が3点あったと思う。
1つは8mm以下の「ショートインプラント」
1つは「プラットフォームスイッチング」
1つは「高齢者の方へのインプラント治療」
これから日本でもインプラント治療を進めるには
上記の3点をすべてクリアできるインプラントシステムが
望まれていると思う。
だから私が今後選ぶ選択はこれだ!!
コングレスが終わり、ホテルに帰り、ドアを少しだけ開けて、
こっそりと部屋の中を覗く!
私の濃紺のスーツケースが戻っていないか
確認するためだ。
残念ながら、まだ戻っていなかった。
初日の夜は、カムログパーティが広大なオレンジ農園で
開催され多くの参加者がそこで懇親を深めるはずだった。
私はこのパーティ用に別のスーツを用意していたのだが
あきらめて、着てきた既に汗でドロドロのスーツに
ZARAの別のシャツを着て、このパーティに臨んだ。
今までお世話になっている多くの先生やその医院の
スタッフとのパーティは凄く楽しかったが
驚いたのはその開始時間と終了時間だった。
私たちが広大なオレンジ農園にあるパーティ会場に
到着したのは午後の8時30分、食前酒を飲みながら
立食で話をした後に、午後9時を回ってからディナータイム。
2時間後の11時から深夜までお酒を楽しみながらの
ディスコタイム、ダンスタイム!!
私が送迎バスでホテルに戻ったのは
深夜の2時前だった。
日本の学会ではこのスケジュールは考えられない!!
翌日の2日目のスケジュールも全て無事に終わった。
多くの日本人の先生方は、2日目終了後
バレンシアからマドリッドに移動して
マドリッドに宿泊されるようだった。
私が宿泊していたホテルからは、日本人の歯科医師は
ほとんど姿を消して急に寂しくなった。
私が海外で一番寂しく感じる瞬間は一人で夕食を食べること!
しかし、このホテルにはほとんど日本人の姿はない!
そんな私にカムログインプラントを扱うアルタデントと言う
会社のスタッフから電話が入った。
「中野先生、私たちは今からマドリードに移動しますが
東京スタッフはもう1日バレンシアに残ります。
スタッフと一緒に夕食はいかがですか??」
「喜んで!!」
6月28日土曜日のバレンシアのダウンタウン
ほとんどの日本人の先生は知らないと思うが
ゲイの大きなパレードが街中で開催されていて
ダンスミュージックの大音声と上半身は裸の
ゲイさんたちが踊りまくいる中、街中は
異様な雰囲気を放っていた。
そして、私たち日本人男性4名は、ゲイが街中ひしめく中、
バレンシアで最後のパエリアとスペインワインを堪能していた。
私の格好は9ユーロの安っぽいアロハシャツと
ZARAで買った短パンに眼鏡!!
オシャレなゲイの方には、私は一切声をかけられなかった。