吉田松陰 松下村塾
数か月前に、当院から歩いて行ける距離に、
ある欧州料理の店がOPENした。
オーナーシェフはまだ若く29歳!
29歳は私が23年前に歯科医院を
開業した時の私の年齢と同じ!!
素晴らしいレストランに少しでも協力したいと
思っている私たち夫婦は、水曜日の診療が
終わると、このレストランに直行した。
夫婦で素晴らしい料理を堪能した後
請求書を見て二人は驚いた。
「安い!安すぎる!!」
次の時は、もっとしっかりと食べます!!
今年6月5日から朝日高等歯科衛生士学校で
私が担当する「歯科医療倫理」の講義が始まった。
6月12日の今日は、私の講義の記念すべき2回目となった。
今の18歳や19歳の若い女性は「ゆとり世代」と
呼ばれているが、本当にゆっくりと「ゆとり」を
持って行動をしているのか?
嫌、まだたった2回の出会いだが、
私は決してそうは思わない!
今の彼女たち、誰もが凄く優秀なことは
幾ばくかの文章を彼女達に書いてもらうことができると、
歯科医師の誰もが実感できるとそう思う!!
彼女たちが書いた文章には、
「笑顔」「感謝」「信頼」「貢献」「ありがとう」の言葉が
並んでいた。
私が彼女たちに教えた訳ではない!!
元から持っているものが素晴らしいのだろうか?
私の歯科医療倫理の話は、多岐に飛ぶ!!
今日は、松下村塾の吉田松陰先生のお話から、
90分の講義は始まった。
吉田松陰先生を知っていた学生さんはクラスで
5名ほどの少数派であったが
私は先生の教えをしっかりと彼女たちに伝えた。
まずは
「立志」
「択友」
「読書」
の3点である。
まずは人生でこれから生きてゆく上で、志(こころざし)を
立てようと話をした。
次に「友を選択する!」択友!
折角45名の衛生士を友達す仲間がここに揃ったのは、
偶然なく必然である。
仲間として、お互いに敬い、尊重することが
3年後の歯科衛生士国家試験の合格率に直結する。
最後にずっと勉強を続けるために必須なのが
「読書」であろう?
「普通に、雑誌以外の文字だけの本を
読んでいる方、手を挙げてみて!!」
私の質問にほとんどの学生さんが遠慮もあってか
その手を挙げなかった!!
でも大丈夫!!こんな51歳になった歯科医師の私も
40歳までは、ほとんど全くと言っていいほど本を
読んだ経験は無かった。
当時「マンガ」が大好きだった私は、芥川賞や直木賞を
妻がどんなに薦めようが決して読むことは無かった。
そんな私が51歳になった今では、毎月
20冊も30冊も本を読むようになろうとは?
人生は本当にわからない!!!