22回目の開院記念日
最近、歯科医師会から訃報の
FAXが届くと、いつもドキッとする。
友人の先生に不幸があったのでは?
とドキッとする。
私たちの命は永遠ではない!
誰でも命には限りがあるのだが
歯科医師の平均寿命って他の業種の方と
比較して短いような気がするのは
私だけであろうか?
仲間と共に健康で長生きして
少しでも日本の歯科に貢献したい!!
今朝の朝礼で急にスタッフから
私と妻は大きな花束を渡された。
全く失念していた!
今日、4月8日が当院の開院記念日だったなんて!
私と妻は22年前の4月8日に、この地で
新しく歯科医院をオープンさせた。
スタッフは歯科医師が私だけの1名
歯科衛生士が妻も含めて4名の計5名!
歯科診療椅子が3台と小さな歯科医院からでの
スタートになった。
当初から「痛くしない」「待たせない」「よく説明する」の
3つを守ろうと5名で話し合いながら頑張っていた。
月曜日から土曜日まで休みなしで診療を続け
木曜日の午後は妻と大きな荷物を車に
押し込んで、当時は珍しかった訪問歯科診療で
施設や在宅のお年寄りの家庭を回っていた。
訪問歯科診療は23年目を迎えた今でも
口腔ケア、摂食嚥下障害治療まで発展しながら
今でも継続して頑張っている。
近所の産婦人科医の先生にお願いして
産婦人科の母親教室の中で
「妊婦のお口の健康管理、赤ちゃんの虫歯予防」
について話をさせてもらい始めたのも開業して
すぐのことだった。
この母親教室も今日のお昼にも開催され
私と妻の話も23年目に突入した。
22年間の間、株式投資や○○投資では、
数々の失敗を繰り返した私だが、本業の歯科診療の方では
大きな失敗もなく、立地が悪いために初年度こそは
大きく赤字を出し、患者数も少なかった当院だが
2年目からは、介護施設や産婦人科の患者さんからの
ご紹介も増えて、段々と患者さんの数は増えていった。
そして今日、22回目の開院記念日を迎えて
花束を抱えながら周りを見渡すと、本当に多くのスタッフが
当院で頑張ってくれていて、多くの患者様が来院される
歯科医院になっていた。
本当に今まで当院を支えてくれた当院のスタッフや
当院の患者さんには、感謝の言葉しかなく
22年間のことが一瞬で走馬灯のように私の頭に過り、
感無量となった。
当院はまだまだ成長を続けて行きます!
私自身、今の当院の現状には全く満足していない。
不満足な点は、私も含めた歯科医師の治療レベルにもあるし
予約制やその他もろもろの医院の仕組みにもある。
今後も、もがき苦しみながらも一歩一歩でも
医院を前進させたい!
私の生き様から、私の家族(特に子供たち)、
当院のスタッフや、患者さんに何か感じてもらいたいと
そう思っている。
私には神から与えられた大きな役割があると
そう信じている!!
23年目を迎えた今日、新たな一歩を踏み出したい!!