菅波内科、すこやか苑、アムダの活動等で
公私共に私が２０年以上お世話になっていた
あの菅波先生が、この４月から海外に
移住されると伺って、本日開催された送別会に
私も無理を言って参加させてもらった。

その場で、アムダの新しい拠点を
クアラルンプールに作るための３年間だと
聞いて少しだけほっとする。

しかし、菅波先生は御年６７歳！３年後には７０歳！！

私は今、５０歳！！まだ、まだ、、まだ、、、まだ！！！！

私が教えを請いている先生のお一人が
仙台のSYワークスの佐藤芳直先生。

佐藤先生は毎年、何回も海外に出て現地の視察をされる。

特にアメリカの中心でもあり世界の中心でもあるニューヨークには
必ず毎年数回訪れて同じスーパーやお店に行って定点観測することで
世界の、そして日本の数年後を予測することができると言われる。

日本の歯科も同じである。アメリカの歯科のトピックスが3年後から
5年後に間違いなく日本に入ってきて大きな流れとなっている。

そういった理由があり、今回の年末年始の休暇を利用して
私は人生で初めてとなるニューヨーク行きを計画した。

今までなぜ私はニューヨークを避けていたのか？

それは単に遠く飛行機に乗る時間も１２時間以上と
非常に長く、乗り物酔いしやすい私は敬遠していたのだ。

そんな乗り物酔いしやすい私なのに,チケットの料金の安さに目がくらんで
なぜか関空発香港経由のニューヨーク行きキャセイパシフィック空港の便を予約した。

いつもは海外では単独行動が多い私だが、今回は珍しく妻が動向することになった。

２８日の医院の忘年会から深夜の1時過ぎに自宅に戻り、
早朝5時過ぎに起きて着替えて、岡山駅から新大阪経由の関西空港駅を目指した。

二日酔いの頭に、何か忘れモノをしていると嫌な予感がした。

「いや、大丈夫！海外旅行ではパスポートと
現金か、カードさえあれば後は何とかなる！」

しかし、その嫌な予感は岡山駅を出発して
わずか４５分後に１発目の余波が来た。

到着した新大阪駅がざわざわしている。

アナウンスを聞くと高槻駅で人身事故があり、多くの電車がストップしているらしい。
「はるか」もそうだ。運行の目処が立たないらしい！

駅員さんから情報を聞いて「くろしお○号」で日根野駅まで動くことにした。

そにから関空駅まで各駅は走っているがそれに乗ると
乗り換えまで時間がかかるので、日根野駅からタクシーを使えば
何とか1時間前にカウンターに行くことができるとわかった。

一応、キャセイのカウンターに電話をいれると、事情ですので
考慮しますが、最悪でも搭乗時間の40分前までに来て下さい！と言われる。

この段階で妻の機嫌が悪くなっていった。

「だから、あなたとは旅行に来たくない！」

タクシーの運転手の方もよく急いでくれて
カウンターには1時間前には到着した。

「香港からニューヨークまでスルーで荷物をお願いします！」
横に妻がいるので、飛行機に乗り慣れているようにちょっとカッこよく言ってみる。

「中野さま、アメリカのビザかESTAをお取りですか？」

アメリカって90日以内ならビザはいらないはず？

ESTA??そういえば3年前ハワイの学会に一人で行った時
ネットから申請したような？

「すみません、まだ取得していません！香港の空港で取得します！」

「今ないとチケットの発券ができません！タブレット端末かスマホはお持ちですか？」

えっ！今から？？

それからキャセイのカウンターの女性の元で
私と妻はスマホと格闘した。

しかし、PC用の大きな画面を小さなスマホの画面で
見て細かな所まで入力するのは困難を極めた。

妻は何とかOKが出て、チケットの発券まで進んだが
私のスマホには何度もエラーの表示がでた。



….

最後はカウンターの女性と妻に私のスマホを渡して
何とか私のチケットの発券まで漕ぎ着けることができた。

ふと時計を見ると８時３５分！本来ならカウンターは
閉まる時間に本当にキャセイのカウンターの女性の方には
本当に本当にお世話になった。

しかし、ここからが本当に彼女にお世話になる瞬間だった。


関西空港の入国に荷物検査の列には凄く長い行列が出来ていた。

彼女の誘導で私と妻はクルー専用の列に割り込ませてもらって
荷物検査と出国審査を終えた。


……

出発の９時２分前に何とか機内に入ることができた。


…….


これで何とか香港までは飛べる。

横の妻を見ると,
凄く怖い顔をしていて、こう言った！！

「あんた! スマホを打つ手が震えていたね！

　ふん！！

　２度とあんたとは旅行に来ない！」

何も言えねー！！！

岡山の歯医者
「なかの歯科・矯正歯科クリニック」 院長中野 浩輔

• 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
• 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
• 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
• 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設

当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。