ドイツ２日目の朝、と言うより最終日
ヨーロッパの時差の関係で、
お約束の早朝５時に目が覚める。

周りが明るくなる６時過ぎ,ブログの文章を書いたり
今日、見学する２つの歯科医院のホームページを
検索する。

６時過ぎに,ホテル周辺をジョギングしようと思ったいた私だが
腰のことを考えて大事を取り,単なる散歩に切り替えた。

真夏とはいえドイツの朝は肌寒い！

ホテルを出て１分と経たないうちに体のことを
考えて大事を取りすぐにホテルへ引き返した。

朝の８時過ぎにお迎えのバンが到着！

１件目の見学先となるWerling先生のオフィスへと
アウトバーンを飛ばしていった。

今回は本当に全ての面でシロナさんにお世話になっているのだが、
最初は見学先の歯科医院だけ紹介してもらって一人で
レンタカーで行こうと思っていた私だが、昨日からのアウトバーンの
状況を見て専用タクシーで良かったと心から思った。

今では最高時速制限が出来たとはいえ
最高時速２５０キロまではOKのアウトバーン！

一番左斜線を時速２００キロや２５０キロで飛ばす車に
私はここでは運転できないと思った。

ホテルから車で１時間ほどで
Werling先生のオフィスに到着した。

Werling先生はシロナのヘビーユーザー
シロナのCTのXG3D、セレックAC、および治療椅子ユニットも
全てシロナ製だった。

フリアデントのインプラントのアドバンスコースも
主催されていてCMGのユーザーでもあった。

ホームページで診療時間が海外の歯科医院にしては
以外に長く朝の９時から午後７時までと日本並みと思った。

しかし、これは私の単なる勘違いで
ユニットが４台のオフィスは歯科医師でもあるお姉さんの
チームが朝の９時から午後１時まで診療をして
午後の１時から午後の７時までWerling先生のチームが
診療をされると聞いた。

午前チームと午後チームは全く別のスタッフで
全く別の経営になるらしい。

１つの歯科医院の施設を時間に分けて２つのクリニックが
所有している事実に驚くとともに
今年の夏休みがたった１週間しかないと嘆く先生にも驚いた。

しかし、診療のレベルはさすがに凄く高く
日本ではまだ手に入らないセラミックブロックや
レジンブロックを使っての診療、CTとの連携、咬合審査機器を
使っての大きなセレック治療、インプラントのアバットメントや
上部構造までのセレック活用法は日本では聞いたことが無いものばかりで
その情報量の多さに私は悲鳴をあげた。

歯科医師向けのセミナーの講師もされるWerling先生から
私は直接２時間にも及ぶセレックやインプラント治療に関する
レクチャーをパワーポイントや動画を使って受けた。

日本語が話せるシロナのドイツ人マネージャーのベッカーさんも
同行していたが、ほぼ英語での講義だったので
私が理解できない面以外は、ベッカーさんを通さないで
お互いに英語での会話となった。

私は過去2回ヨーロッパで開催された歯科の学会に
参加したことがありイタリア人やドイツ人の先生が話す
英語がスピードは割と遅く、発音が聞き取りやすいことを
知っていた。

だから私は今回もほぼ聞き取れるはずと思っていたのだが
Werling先生の話させる英語は凄く早口で
「スピーク　もあ?　スローリー！！」
と私はリクエストしたのだが、その後も話す
スピードは一向に遅くならなかった。

何でも写真に撮っていいよ、これはPDFのファイルにして
後から送ってあげよう！と優しい言葉もかけてもらった。

Werling先生とシロナの２名の方と私とで近くの
イタリアンレストランにランチに出かけた。

私の生まれた年を聞かれたので１９６３年と答えた。
すると何月か？とまで聞かれたので３月マーチと答えた。

先生は２ヶ月だけ私が年上だと答えた。

４、５歳は私より年上に思ったWerling先生は
なんと私と同級生だった。

自分と同じ年のドイツの歯科医師の先生が
シロナのCTやセレックを凄く活用しながら
凄くレベルの高い診療をされている事実に驚いた。

使用したセレックブロックの後をタワーのようなガラスの
大きな入れ物に入れていて、それ自身がオブジェになっていた。

「ドイツに２日間は短すぎる！
今度はぜひ１週間は遊びに来てください！
私が日本に行ったときはよろしく！！」

今度、Werling先生が日本に初来日された時に
日本で再開することを約束して私たちは
Werling先生のオフィスを後にした。

岡山の歯医者
「なかの歯科・矯正歯科クリニック」 院長中野 浩輔

• 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
• 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
• 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
• 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設

当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。