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1年経過したので、今年も被災地に寄付をしようと
昨年、寄付をした山陽新聞社会事業団に電話をする。
すると、もう寄付の受付は終了したと言われた。
岡山で寄付を受け付けているのは
日本赤十字だけだと言われる。
その赤十字も今年の9月までで
寄付の受付を終了すると言われる。
来年から私はどこに寄付をすれば良いのか?
途方に暮れる。
復興とは程遠い現状の今、
あの出来事が既に少しだけ風化しているようで
大きな寂しさを感じる。
昨日の3月11日、岡山大学歯学部同窓会は
岡山駅西口のオルガホールで講演会を開催した。
講師はJIADS理事長、日本臨床歯周病学会理事長
の宮本泰和先生。
お忙しい中、無理を言って岡山に来て頂いた。
今回の講演会の講師に宮本先生を
選定したのは、この私だった。
話は15年前に遡る。
15年前、岡山大学歯学部同窓会設立10周年の記念講演会に
当時、同窓会副会長をしていた私は、当時のJIADS設立者で
代表のあの小野先生を岡山にお呼びした。
会場の岡山プラザホテルは満員盛況となった。
あれから15年が経過した。
そして、今年の同窓会の講演会には,宮本先生に講師をお願いした。
普通なら凄くお忙しい宮本先生、その宮本先生の
アポが幸運にも取れたのは、岡山大学歯学部同窓生が
JIADSのセミナーで講師として活躍しているからだ。
岩田先生、中屋先生、吉野先生、本当に
ありがとうございました。
今回も会場のオルガホールは満員盛況となった。
宮本先生は世界一の歯周病再生治療を行われるッドハンド!
講演会のタイトルは
「歯周再生療法とインプラント治療における歯周病学的配慮」であった。
当院からも衛生士を中心に7名のスタッフが参加した。
1つの医院から7名の参加は最大の人数であった。
午前中は、当院も扱っているエムドゲインを中心とした
再生療法の話!しかし、さすがにレベルが違う!
ここまで一度失われた骨が回復するのか?
素晴らしい症例の数々に私たち参加者は唸るしかなかった。
午後は,歯周病患者におけるインプラント治療の
リスクを中心に理路整然と整理されたお話に
私はこの講演会を企画して本当によかったと
心から感じた。
3月11日の講演会、午後の時間に参加者皆で
震災でお亡くなりになった方々へ黙祷を捧げた。
この日は実は私の誕生日でもあった。
日本人が今後決して忘れてはならない日に
この日本で生を受けたことを真摯に受け止めて
一生懸命目の前の方の幸せのために頑張りたい!