人間は限りなく深い
土曜日にインプラントのオペの
予約が全然入らないとお怒りの
言葉を頂く!
実は10月、11月の土曜日は
歯科医師会の会議、同窓会の周年事業が
重なり、私はほとんど診療室に出ることが出来ない。
診療室に出ない私のインプラントの
予約を取ることは出来ない!!
同窓会の仕事で、医院の売り上げがどれくらい減るか?
怖くて、絶対計算はできない!!
日曜日、大阪でのセミナーを早退して、のぞみで岡山に
戻り、そのまま高速に乗り、湯原温泉へと向かった。
我ながらタフと言うか?バカと言うか??
少しは休めばいいのに、何をガムシャラに走り続けているのか?
セミナー会場の湯原温泉に午後3時に到着した。
本日のセミナーは、「人間は限りなく深いー東洋の哲理に学ぶ」の
著者でもあり、弁護士の辻先生!
その著書を読んで、私はセミナーへの参加を決意した。
私は、歯科医師の中では、精神世界やスピリチュアルな世界に
割と興味がある方だと思う。
辻先生の著書では、、精神世界やスピリチュアルなことは
ほとんど書かれていなく、過去のインド思想、中国の思想、
日本の思想、西田哲学について、多くの文献や、本よりの
引用などから、詳細なまとめがされていた。
しかし、如何せん、内容が難しすぎて、読んだだけでは
中々理解できないでいた。
弁護士と言う職業の辻先生から、私は上記の話を直接伺えば
理解が深まるだろうと思って、参加を決意した。
「神、無、仏、霊、空」どれもが目に見えないものではあるが
究極にあるものとして語られ、どれについても私たちは
無関心ではいられない。
今回の辻先生のお話の中の最初に
霊能者の3名の方のお話があった。
世の中には霊能者と言われる人が少なからず存在している。
他人の過去や未来を予言することが出来る人たちだ。
私もご縁があって、過去に何回も霊能者と言われる人に
自分の過去生や、自分の未来を見てもらったことがある。
私が霊能者の方に見てもらうある基準がある。
「悪いことを言って怖がらせたり、恐怖を煽る方は偽物だと言うこと」
「悪いことは忘れて、良いことだけを覚えておくこと」
目的は一つ!自分が前向きに生きて行くための
元気をもらうためだけだ!
辻先生の、霊能者の後のお話は、ずばり「人間」について!
「人間は至高なものと野性的なものの中間体であり、
原初的にその何れも共有する」
煩悩や欲望に悩みながら、良心、愛の心、慈悲の気持ちを併せ持つ!
私も48年間生きてきて今でも、体の奥底の煩悩の炎、欲望の炎に
翻弄されてばかりである。
辻先生の著書のタイトルは
「人間は限りなく深い」であるが
私にとっては「人間は限りなく欲深い!」だ。