私が日曜日の日本顎咬合学会の
デンタルショーで注文した
機材が早くも本日当院に届いた。

この機材、１０万円以上するので
終礼でスタッフに使い方を説明する。

「これはどう使うんですか？」とスタッフが
指差した別の機材は、私が数年前の
セミナーで購入していたもの！

ただし１回も使っていない！

歯医者のお宝は、１０万円以上の箪笥のこやし？

東北の痛ましい震災から３か月が過ぎた。

あの日いらい、日々の生活の中、より多くのことを
考えるようになったのは私だけではないと思う。

「全ての物事は、必然であって、必要があって
ベストなタイミングで起こる！」
良く聞く言葉だが、なぜ、日本の、そして東北に？

あの地震、津波、原発は私たちに今何を
学べと言ってるのか？

あの日以来、人間の幸せって何だろう？と真剣に考える。

愛する家族があり、住む家があり、着る服があり
美味しい食べ物がある。

やりがいのある仕事があり、仲間がいて、友人がいる。

しかし、そんな幸せを、津波は一瞬で持ち去ってしまった。

歯科医師としての仕事に関しては、多くの患者様に
喜んで頂けて、患者様の喜びに、私たちも大きな喜びを感じる。

仕事を通じて、スタッフと共に成長して
今日よりも明日の方が、素晴らしい人間となる。

被災地の多くの歯科医師が、そんな仕事の喜びも
失ってしまっている。

そんな今だからこそ、「今だけ」、「自分だけ」良ければ
いいと言う考えを捨てなければいけない。

「未来のために！」「他の人のために！！」
人間力を少しでも高めながら生きてゆきたい。

なぜ歯科医師の私がそんなことを話すのか？

それは私が自己中心的な人間だからだ！

「今だけ良ければ良い！」
「自分だけ良ければ良い！」

ついそんな考えを私は持ってしまいがちだ。

私が高校３年生の１８歳の時
４８歳の父親の姿を見て、凄く大人を感じたものだ。

私が今、あの時の父親と同じ４８歳になる。

４８歳になった私が人間的に成熟していて、
他の人の模範に果たしてなっているんだろうか？

いや、いや、単なるお調子者の小心者で
単純で、スケベなだけの煩悩まみれの
私がいるだけだ。

孔子曰く、「４０にして惑わず、５０にして天命を知る！」

５０までたったの２年！！

未だに惑いっぱなし！！！

岡山の歯医者
「なかの歯科・矯正歯科クリニック」 院長中野 浩輔

• 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
• 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
• 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
• 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設

当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。