中長期目標を立てる
昨日のテレビ生放送!
リハーサルの時、最後の
締めの言葉に少し詰まった私!
本番までの1時間、控室で
何度も、何度も、詰まらないように
トレーニングを続ける。
「虫歯は治療よりも、、、
治療よりも。。。。。」
本番も無事進み、最後の締めの言葉!
ここを絶対クリアしないといけない。
気合が入り、私の気持ちもそこ1点に集中!!
でも少し嫌な予感がした。
「虫歯は、、チリョ、リョ、リョーーーッ!!」
やってしまった!
生放送、失敗した時は、取り戻せない
先日、岡山大学歯学部同窓会の精鋭を集めて
T県のY先生との飲み会を行った。
Y先生は「行列の出来る歯科医院」にも取り上げられて凄い先生だが、
一言で言うと、スケールが大きく、日本の歯科の未来について
語ることができる先生!
数字にも、行政の動きにも強く、何しろ行動が早い。
自らが語る将来のイメージの凄さには、
イメージ力だけは強いと言われる私も舌を巻く!!
私と、Y先生との出会いは、あるセミナーで
Y先生の姿を見かけた私が、T先生に声をかけて
名刺交換をした。
いわゆるナンパである。
最近の私は、人脈を増やすと言いながら
優秀な男性のナンパに励んでいるのだが、
決して男性を愛するような性癖はない。
Y先生は、私との会話の最初に
「先生の医院は、何名新人は入られましたか?」
と質問をされた。
私は何も考えずに、「3月で退職するスタッフがいなかったので
4月からの新人はゼロです。しかし、今年中に結婚退職する
スタッフが急に決まりそうで、今になって慌てて、
求人を始めています。」と正直に話した。
最初は静かに話していた私たちも、お酒が入るにつれ
ドンドンと話は盛り上がっていった。
Y先生が、「多くの歯科医院には中長期目標が無い!」と言われた。
「ほとんどの歯科医院では、患者さんの予約は、
2週間先までしか埋まっていない。
そんな風潮からか?どうしても中長期で目標を決めて
その目標のために、準備をして行動をとる院長は少ない!」
確かにそうだ!
先日のスタッフミーティングでも、スタッフから
「なかの歯科は3年後、5年後に何を目指しているのか?
どこに向かって行っているのか?」と言う質問が
院長の私にあった。
その時、私は、こう答えた。
「日本と言う国でさえ3年後、5年後の状況が見えない中
まして、日本の歯科の状況は凄く悪い。そんな環境の中では
今、この瞬間にベストを尽くすことが大切であって、
3年後、5年後の目標を立てることは困難だ!」
「今の瞬間の積み重ねをすることが、3年後、5年後に繋がる」
「あの京セラの稲盛和夫さんも、同じようなことを言っている!」
何てお茶を濁すような返答をしたばかりだった。
Y先生の次の言葉が私の耳にいつまでも残った。
「延びている歯科医院で、中長期の目標がある医院は、
スタッフを計画的に採用して、人材育成に凄く力を入れている。」
今の歯科医院は、チーム医療である。
院長一人が頑張っても限界があり、優秀なスタッフの育成が
その歯科医院の3年後、5年後に繋がる。
先日の新聞に、ユニクロの会社ファーストリテイリング
の新入社員の数と割合が書かれていた。
ユニクロは日本国内より、海外での新人を多く確保していた。
どんな人材を採用するかで、院長がイメージしている
その歯科医院の数年後がわかる!
「私は院長として明確に、医院の中長期の目標を
持っているのだろうか?」
3年後の私51歳、
5年後の私53歳、
そんな自分をイメージしたくない!