目の前に貯まった
書類の山を眺めながら
「どうしようか？」と
ため息をつく。

日曜日も木曜日も
忙しくて、事務作業の
時間が取れない！
と言うか、嫌いな事務の
仕事が後回しになっている。

やぱり、私には美人の秘書が必要か？？

歯科衛生士学校の講義が、今日から始まった。

一こまが、９０分の講義のために
私は前もって、同じ９０分以上の時間を
掛けて準備を進める。

予習も、復習も、きちんと行う。

私には、歯科衛生士学校の講義で
辛い経験が数多くある。

準備不足で、９０分の講義が６０分でネタ切れしたり！
準備不足で、講義がつまらなくて、
多くの学生さんが、眠ってしまったり！！

失敗の原因は明確だ！

準備不足！

ただそれだけだ。

だから、私は、９０分の１コマの講義に
今では１２０分程度の内容を織り込んで、
その当日の学生さんの様子を見ながら微調整を行う。

初回なので、早めに学校に行く！

まずは私の自己紹介と、学生さんからの自己紹介だ。

私は、教室の壁に向かって講義をするのではない。
目の前の学生さん達に向かって、講義をするのだ。

だから、彼女たちのパーソナリティや背景を
理解することは、凄く大切だと思っている。

学生さんに自己紹介をしてもらいながら
手元のペンを走らせて、メモを取る。

なるべく早めに、彼女たちの顔と名前が
一致するようにしたい。

私のここでの担当は「歯科衛生士概論」

大まかに、歯科衛生士の仕事を講義するのが
私の仕事だ。

ただ、私に与えられた役割は、別にあるとも思っている。

それは、目の前の学生さん達が
３年間、ドロップアウトすることなく
学校を卒業して、国家試験に合格することを
サポ－トすること。

そして、彼女たちに歯科衛生士の素晴らしさ、
やりがい、働きがいを伝えること。

そして、そして、彼女たちのこれからの人生を
少しでも元気に、ポジティブに生きてもらうことを
サポートすること。

だから、目標設定用紙を書かせたり
元気をもらう「感動ムービー」を見てもらったりする。

９０分の講義の中で、バタバタとしたものの
８０分までは順調に話が進んだ。

最後に「命をつなぐ　ＤＶＤ　歯科衛生士特別バージョン」を
流すことにしていた。

ＢＧＭは、中島みゆきの
「風のなかの、すばるーーー！！！」

あれだ！！

準備は万全のはずだった。

しかし、しかし、私の持参したＰＣが
なぜか電力不足で、ブチッと突然フリーズした。

、、、、

そして、私もそのままフリーズした！！

岡山の歯医者
「なかの歯科・矯正歯科クリニック」 院長中野 浩輔

• 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
• 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
• 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
• 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設

当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。