六本木にある歯科医院の見学!
明日から歯科衛生士学校の
講義が始まる。
前日の夜、当日のプリントも
含めて、準備に追われる。
1年の中で、歯科医師の私が
1番忙しい季節がやってきた。
ストレスの増加と共に
私の体重も増加を始める。
時間と健康が1番大切と言いながら
この私は、時間と健康を安売りしている。
先日の月曜日、私はある先生にお願いして、
ある東京の歯科医院の見学を行った。
どのような業種でも同じと思うが、
同業他者の見学ほど、実際に学ぶことは凄く多い!!
美容院を経営している人なら、流行っている
他の美容院の見学は、最短で最高の学びをもたらす。
歯科医院を経営している私は、流行っている
他の歯科医院の見学は、最短で最高の学びをもたらす。
しかし、私自身もそうであるが、
他の歯科医師の見学を好まれない先生も多い。
そりゃーそうだ!!
どの歯科医院の院長先生も、こんな時代なので
死に物狂いで、歯科医院の経営を行っている。
他業種から学び、セミナーで学び、大金と長時間を掛けて、
少しでも自分の歯科医院が成長できるようにと行動をされている。
だからこそ、流行っている歯科医院には
経営のヒントや、診療のヒントが山の様にある。
一部の歯科医院は別であるが、通常は見学することに
お金を取ることは無い。
(日本でも、ある歯科医院は、自分の歯科医院を見学される
同業の歯科医師より、数万円の見学料を取るところもある!)
3000円程度の菓子折をもって、
見学に行くのが、一般的な礼儀である。
3000円の菓子折りくらいで
自分の歯科医院のノウハウが流出するのは
適わない!
そう思われるかもしれない!
歯科医院での新しい試みを実行するためには
数カ月、もしくは数年かかる場合もあるが、
その事例を、そのまま真似される時間は
わずか一瞬だからだ。
だから、見学を受け入れてくれた先生には
感謝の言葉しかない。
約束の時間より、30分も前に歯科医院に到着したので
私は、患者さまと共に、待合室に20分程度座った。
そこで、患者さまの様子や、受付のスタッフの様子を
つぶさに観察した。
この歯科医院の受付の強みと、弱みがわずか20分で明確になった。
嫌な見学者である。
私は、他の歯科医院の評論は得意でも、自分の歯科医院の
評論は下手くそである。
自分の歯科医院では、当たり前になっていて、見えていない
景色が多いのだと思われる。
自分自身のお口の匂い、口臭に
自分自身が慣れてしまって気がつかないことと
同じようなことだ。
私は院長先生にお願いして
院長先生に、金魚の糞のようにくっ付いて
院長先生の臨床と、患者様への言葉かけと
使用している材料、衛生士さんへの言葉かけ
技工士さんへの指示などを、事細かに
観察させてもらった。
さすがに、日本の中心、東京の
それもど真ん中の六本木の歯科医院の
実力は凄かった。
しかし、患者さまの要望も凄く高く
芸能人や歌手が多く通われる歯科医院の
院長先生のストレスも、同時に感じる事が出来た。
有難いことに、東京の歯科医院の院長先生に
私は、お昼ご飯までご馳走してもらった。
さすがに物価は高い東京では、
平日限定の中華レストランのランチが2700円もした。
土曜日曜は、昼間のランチでさえ、4000円以上もした。
やっぱり東京は凄い!凄い!!
岡山生まれ、岡山育ちの
田舎者の私は、唸った。