スタッフIさんの送別会
昨年から腰の痛みや
体調の悪さ等の言い訳を並べて
愛車の「マドンちゃん」に
全然乗っていなかった私。
今日の日曜の午後、少し時間が
空いたので初乗りに挑戦。
吉備津彦神社まで自転車で行く。
吉備彦神社では当院の患者さまの
Mさんが観光ボランティアをされていた。
後楽園と吉備津彦神社の観光ボランティアを
月に何度かされていると聞いた。
輝く笑顔が、私には凄くまぶしく見えた!
昨日の土曜日、12月末で当院を退職した
歯科助手、保育士のスタッフIさんの送別会を行った。
Iさんは当院で3年近く頑張ってくれた。
小さな子どもの扱いはさすがにうまく、
何事にも一生懸命な態度と、新しいことを
吸収するその速さ、スピ-ドは
多くの当院のスタッフの中でも群を抜いていた。
そのAさんの送別会に、30名を超えるスタッフが
参加してくれた事実がとてもうれしかった。
Aさんがそれだけ多くのスタッフから愛されていた
証拠だと思った。
思い起こせば、Aさんから院長の私に退職の話があったのは
数か月も前のことだった。
「今回、歯科医院の仕事を離れて、
エステのある分野で頑張りたい!
自分が本当にやりたい仕事が見つかりました。」
彼女は凄く優秀なので、院長の立場としては
引き止めるのが私の役割とは思ったが、
「あなたの気持を最大限に尊重したい!」
とその場で退職にOKを出した。
私はなぜかスタッフの飲み会では普段より
酔いが回るスピードが早いのだが
送別会では特にその傾向が顕著に出る。
白ワインのグラス一杯で顔が茹でダコの
ように真っ赤になってしまった!
アルコールは私を徐々に狂わせていき
院長の挨拶で、話そうと決めていた話を
すっかりと忘れてしまう。
その場で、なぜか頭に浮かんだ話をしてしまって
後から後悔する。
挨拶の最後に、送別会の始まる少し前に
紀伊国屋書店で彼女のために買った本を
1冊プレゼントした。
勝間和代さんの「結局、女はキレイが勝ち」
勝間さんが「キレイ」かどうかは別にして
エステ方面に進む彼女に向いていると思った。
しかし、実は私は書店で2冊の本を買っていた。
もう1冊は
「となりのエステサロンが儲かっている本当の理由」
彼女が求める道が、本当に彼女が心の奥底から
やりたい仕事なら、5年後、いや10年後、
彼女には必ず独立して欲しい!
サロンを開設するためのノウハウが
その本には書かれていた。
彼女が今、全くの無給で研修を受けながら
頑張っている話を聞いて、
私はこの本はまだ早過ぎると鞄に仕舞った。
彼女の挨拶では、自分が心からしたいと思う仕事が見つかって
その仕事につける楽しさ、喜びを、何度も何度も話してくれた。
彼女の言葉は、私にはうれしくもあり、
羨ましくもあった。
「Iさん、頑張れ!
あなたが巨匠と呼ばれる日まで!」