石原明先生のセミナー
水曜日の診療を私だけ
5時前に上がり、岡山駅へと
移動して新大阪を目指す。
今日は、石原明先生のセミナーを受講するために
診療を中断して、急いで大阪へと向かった。
元を正せば、ある歯科の専門誌に
石原先生が投稿されたある記事が発端となる。
今の日本の歯科医院はコンビニの1.5倍
存在していて、開業歯科医師の5人に1人が
年収300万のワーキングプアと呼ばれる
凄い時代に突入している。
そんな歯科医院経営難の時代に
多くのコンサルタントと称する輩が
自らを「歯科専門経営コンサルタント」と称して
この業界に入ってきて、好き勝手なコンサルを
行っている。
ひどいものでは、例えば「インプラント治療を
決めるトーク集」と称して、高額物品を販売する
時や、高額な保険を決める時の、
お客を追い込むようなクロージングの手法を
紹介している。
私たちは医療を行っている。
焼き畑農業ではない!
一気に辺り一面を焼き払って
そこにはペンペン草すら生えなくなると
場所を移動して、またそこで辺り一面を
焼き尽くす。
そんな歯科医療に将来があるのだろうか?
私たちの孫子の世代に歯科医師はいいよ!
歯科医療の世界はいいよ!!
と胸を張って言えるんだろうか?
そんな時代に石原先生は
オーソドックスなコンサルタントとして
警鐘を鳴らしていた。
私はすごく共鳴してぜひ
石原先生に直接お会いしてお話を
聞きたいと思って、水曜の夜、変則的ではあるが
大阪のど真ん中に来て、石原先生の
セミナーに参加した。
久しぶりに、凄い人に会ったと思った。
水曜日の診療を少し休んで
大阪に来たかいがあったと心から思った。
懇親会で石原先生に直接お話を伺うと、
有名な東京のあの歯科医院や大阪の某歯科医院の
コンサルも数年されていると聞いた。
「一流の定義とは?」
反復に耐えられること
「あなたは何年先を見据えて
生きているか?」
100年後の日本や地球のことを考えて
行動しているかどうか?
「仕事での本物とは?」
最低でも1つの仕事を10年は継続すること。
このセミナーには社長さんや経営者の方が
多いと思っていたが、そうでもなくて
サラリーマンの方が自分の懐からお金を出して
参加されている人も多かった。
全ての人が初対面の中、岡山から
参加した私は懇親会の最後まで
多くの方と盛り上がって仕事の話をした。
最初は途中ですぐに
帰ろうと思っていた。
一杯のビールが私を狂わせる!!
気が付いて時計を見ると
10時をかなり回っていた。
岡山行き最終の新幹線は11時7分に新大阪発!
急がないとまずい!
翌日、あるスタッフが私に一言!
「院長、本当に、大阪で
セミナーだったんですか?」
「誰かが疑ってましたよ!」
女?
女を疑っているね??あなたたち!
そんなに、もてりゃー誰も
苦労しない!!