韓国 ソウル Ye歯科の秘密は?
一難去って、また一難!
本当にどうしてここまでトラブルが続くのか?
自分自身を信じて、一生懸命頑張るしかない!!
ソウルのYe歯科本院に、初診で来られた場合は、まずは14階のワインバーの中のカウンセリングルームでお話しを聞く。
カウンセリングルームには、2冊の本が置かれていたのだが、
2冊ともYe歯科のマーケティング部が作成にあたるらしい。
初診でのカウンセリングの時間は、15分から20分!
人の緊張が続くのはその時間なので、長いからいい訳ではない。
13階は、VIPルーム。
Ye歯科本院が誇る4名の歯科医師がおのおの4つの大きな個室を持っていて
その部屋で自分の担当する患者さんを治療するこの部屋が、下の部屋の個室の2倍の広さを誇り、韓国の単位で100坪にわずか4つの部屋。
部屋には、おのおの担当する歯科医師の趣味などを考慮して
ゴルフの部屋とか、ワインの部屋の名前が書かれていて、
ゴルフの部屋には、そのような内装がなされていた。
13階の個室はホテルのスイートルームのようで、半分が歯科医師の事務的な部屋風、カウンセリング出来る机や、普通に会話できる椅子も完備されている。
これだけなら歯科診療室のイメージは感じさせないが、
仕切りを伴って、残りの半分が歯科診療台の部屋となっている。
ユニットは日本の自費歯科医院によく見られる高額なユニットではなくて、
一般的なユニットだった。
各部屋のイメージが別々のため(全体の統一感はある)、
まるでテーマパークのような歯科の診療室だった。
基本的に1人の歯科医師に2人の歯科衛生士と1人のコーディネーターがグループとなり、同じ患者さんを担当することは素晴らしいことであろう。歯科衛生士はあえてベテランと若手を組み合わせるらしい。
驚いたのが、Ye歯科では2か月か3か月ごとに、ニュースレターのレベルではない[Ye Story]と言う、ほとんど飛行機の機内誌レベルの雑誌を定期的に発行しておりその完成度の高さには、正直舌を巻いた。(これは凄い!)
プロによる写真、プロによる編集、プロによる印刷、
その中では、Ye歯科の歯科医師が完全にブランディング化して、紹介されていた。
12階は一般の診療室、歯科医師毎に個室の部屋があるが、13階の部屋より半分の広さだ。
ここでも歯科医師の趣味がカメラなら、診療室内にカメラのセットが展示されている。ディズニーランドのセットのように。
全ての部屋でアロマを炊いているが、午前中と午後の香りをあえて変えると聞いた。
12階のカウンセリングルームでも、PCによる患者さんごとの治療計画をスライドプロジェクターを使いスクリーンに投影して説明すると聞いた。
この本院では、火曜日はローズディ、レディスディとなっていて、女性のみの患者さんを診るらしい。
そのローズディは、ローズティを出したり、歯科医師が蝶ネクタイで患者さんをお出迎えするらしい。
このローズディのアイデアはスタッフから出たと言う。
毎週水曜日のクリエイティブデーでは、ミーティングでスタッフから改善のアイデアを出し合うらしい。
素晴らしいアイデアには「教育マイレージ」のポイントを与えて、年末には最優秀スタッフ賞の表彰やマイレージのポイントに応じてのプレゼント等も与えるらしい。
インプラントオペ室では、歯科医師の好きな音楽ではなくて、患者さんの好きな音楽を流し、インプラントオペの数日前には、院内のスパ室でスパのマッサージを受けるらしい。
Ye歯科では歯科医師によって、治療代金が全く異なり、インプラントでも経験が浅い歯科医師とベテランの歯科医師では治療費が全く違うと聞いた。
歯科矯正の階は、イメージは映画の部屋。有名な映画のポスターがいたるところに掲げているだけでなく、映写機が置かれたり、すべての置物、オブジェが映画に関するものだった。
またその階の一番前の壁には、矯正が終了した患者さんの大きな笑顔の写真を豪華な額に入れて飾ってあり、終了した方の満足感を高めると同時に、今矯正中の患者さんに目標を与えていた。
矯正のフロアは若い学生さんも多いので、その階の待合室には無料のPCが数台と、コーヒーマシーンもあれば小腹がすいた方用に、バナナやクッキーが無料で用意されていた。
2階にはピグマリオンホールと言うスタッフが100名程度収容できるホールがあり、その横には社員食堂が完備されていた。
Ye歯科は今では65軒のフランチャイズをまとめるだけでなく、9つの系列会社を抱える。
パクインチュル氏は5年前より、診療から遠ざかり、月曜日は朝からずっとビジネスミーティングをすると言っていた。
Ye歯科は一般の歯科医院ではなくて、既に企業となっていた。
とりあえず、数年前に日本でブレークした冬ソナのヨン様の歯の治療をしたことから、今でも、日本からわざわざソウルまで飛行機に乗って歯の治療を受ける方が多くいるらしい。
ここまで来るのには目に見えない継続的な努力があった想像される。
Ye歯科の進化は留まるところを知らないだろう。
日本より、経済不況が叫ばれ、多くの企業の倒産と多くの自殺者とカード破産者をを毎日のように出す韓国において、ここまで頑張るYe歯科に私はエールを送りたい。