お酒と私
1杯のビールで真っ赤になっていた。
そんな私だが50歳を過ぎてから
なぜか急にお酒に強くなり始め
週末は飲みに出ることが
ほとんどになっていった。
「先生は中央町とかに飲みに
行かれますか?」と聞かれることが
多い。
岡山の中央町とはキャバクラやクラブが
軒を連ねていて、キレイな女性が
接客してくれるお店だ。
私はキャバクラやクラブは得意ではなく
好きでもない。
自分からは好んで行くことはない。
どちらかと言うとゲーバーの方が
気楽である。
勤務医の高松での結婚式の夜
私は高松のゲーバー「夜の動物園」
に妻と二人で飲みに出かけた。
そのゲーバーのショーが少しお下品で
妻はその店に連れて行かれたことを
酷く後悔した。
私はいつもゲーバーに行くのではない。
普通の私は、まずは美味しい食事を美味しいお酒と共に
楽しみ、それからワインバーやウイスキーバーを
2、3軒はしごをすることが多い。
昔は私はその行為を「夜の街のパトロール!」
と言って、毎週週末は遅い時間まで
パトロールをしていた。
日曜日の夜は、あるインプラント会社の社長ご夫婦に
誘われて、カジュアルなフレンチで食事をして
いつもの「バー北田」に向かった。
そのインプラント会社の社長とは
北新地で二人で飲んだこともある。
「あの時は先生に連れられて
おかまちゃんのいるワインバーに行きましたね!」
キレイなお姉さんが好きな歯医者と
ゲーやおかまちゃんが好きな歯医者
どちらがまともで歯医者として
腕が良いのだろうか?