歯科技工士
「笑顔って言う割には
院長先生は、あいさつさら無いんですね」
と言う投書が投書箱に寄せられていた。
ガーン!大きなショックを受ける!!
「笑顔」と「挨拶」と「返事」は「なかの歯科」の基本と、当院のスタッフには
いつも口うるさく話す院長が、患者様に「挨拶」も「笑顔」も無かったなんて!!
言い訳を考えるより、自分の行動をすぐに変えたい!!
昨日と今日と続けて歯科技工士さんのご紹介で新規の患者様が来院された。
昨日来院された方は、親戚の歯科技工士さんから
「なかの歯科は、歯科医師の先生も多く、インプラント治療も数多く手がけているので行ってみたら!」とアドバイスを受けて、当院に来院された。
歯科技工士とは、2年間の専門学校を卒業して、国家資格を取り、主に歯の被せや詰め物、入れ歯などの技工操作を担当する。
言わば歯科医院の縁の下の力持ちだ。
当院には10年以上勤務する歯科技工士も院内にいるのだが
外注先の歯科技工所が3軒ある。
クラウン、インレーと呼ばれる歯の詰め物と被せをお願いしているI歯科技工所。
入れ歯を主にお願いしているY歯科技工所。
オールセラミックやハイブリッドセラミックスを主にお願いしているMデンタルラボ。
特に個人で開業しているI歯科技工所とY歯科技工所は
忘れもしない16年前の4月に当院と同じ時期に技工所を開業された。
そして当院の16年間の歩みと共に16年間外注の歯科技工士として頑張ってもらっている。
先日のある会議でも歯科技工士学校の運営について多くの意見が出されていた。
歯科技工士学校を卒業して歯科技工士になった人の半分は既に
歯科技工士の仕事を離れて別の仕事についている。
その理由は、歯科技工士の低賃金、長時間労働に明るい未来が見出せないこと!!
特にここ数年は中国産技工物が大きな問題になっている。
人件費の安い中国で日本人の歯の一部が作られている事実がある。
日本人の歯型を日本から中国へ送り、中国の技工所で技工物を作り、それを日本に送り返す。
その大切な歯科技工物は、中国から「医療品」ではなくて「雑貨」として輸入される。
そのために検査もなしで日本に入っている。
たとえ日本で禁止されている薬剤を使っていても、私達はそれを禁ずる術さえ持たないのだ。
中国産で今後問題になりそうなのは、
「中国産一口ぎょうざ」だけではないのだ。
私達、歯科医師が歯科技工士問題を真剣に考えないと
日本の歯科には決して明るい未来は来ない!!