歌舞伎町のクラブ?
私に「このクラブは東急グループが経営しています。
あなたは東急グループのホテルゲストですから
特別にご招待させて頂きます!」と言われる。
そうか、小雨の中、外で凄い行列が出来ていたのは
このクラブに入るためだったのか?
裏口から私は荷物のチェックも受けることなく
スルーで歌舞伎町タワーのクラブに入ることが出来て
メインホールで楽しむことが出来た。
特別な芸能人になったような気分だった。
しかし、お客さんは一杯だが若い人ばかりだ。
ほとんどが10代から20代、まさか
ここに61歳のおやじが紛れ込んでいるとは
誰も思わないだろう?
ホールは薄暗く私の顔なんか誰にも
見えないはずだ。
私たちの青春時代のディスコのマハラジャのころと
今のクラブは踊り方が全く違っていた。
私の踊りはディスコより盆踊りに近かった。
しかし、私はこのクラブを凄く楽しんだ。
翌日、妻にこのことを報告すると
妻が私にこう言った。
「その外国人のホテルマンはたぶんゲイの方で、
あなたのことを気に入ったんじゃない!」
歌舞伎町?ゲイ??ホモ???
私にあるフラッシュバックが起きた。
私は18歳の高校3年生のときに
国立の岡山大学歯学部以外に両親に無理を言って
早稲田大学の理工学部の受験をすることに
なっていた。
慶応大学の医学部も受験したかったのだが
慶応でも医学部だけは受験料が2倍のため
あきらめた。
その時も私は新宿に泊まっていた。
東京にも興味があったのだが
新宿の歌舞伎町は噂には聞くが
どんなにエッチな街なのか?
私は凄く興味があった。
だって18歳だもん!
私は早稲田の受験の前日に散歩を兼ねて
歌舞伎町に見学に行くことにした。
18歳の私は今とは勿論別人で
ハンドボール部で鍛えた体は細マッチョ、
体重は50キロ台、顔も今の3分の1位細く、
そして若かった。
新宿歌舞伎町の看板を見て
さあ、これから私は交差点を超えて
歌舞伎町に入るぞと言う時に事件は起きた。
信号待ちの交差点で私は
スーツ姿の50歳代か60歳代のおじさまに
声を掛けられた。
「君、ちょっといい??」
マッチ箱を私は急に見せられた。
そのおじ様は私の目の前で
マッチ箱を裏返した。
そのマッチ箱の裏には
「3万円で一晩どう?」と
汚い文字で書かれていた。
私は怖くてホテルまで泣きながら
走って帰った。
だって18歳だもん!
そのことがショックで
私は100%合格すると言われていた
早稲田大学理工学部コンピューター科の
試験を不合格となった。
あの時に早稲田に行っていれば
私はデジタル革命に乗り
今では大金持ちになっていたかもしれない。
オールオン4,ザイゴマインプラントのセミナーから新宿の寿司屋さんへ!
ショック!!玉井歯科商店の広瀬支店長既に定年退職をされていた。広瀬さんは当院が32年前にこの地で新規に開業した時に最初に…