デジタルレントゲンその後
昨日は診療後
スタディグループ「クラブS」の例会、新年会。
タクシーを頼んだところ「10分か15分で伺います!」
と確かに言われたのだが、30分待っても1時間待っても
結局タクシーはやってこなかった。
スーツに着替えた私はふて腐れてしまって
シャブリと甘いパイをやけ食い!
他人のせいにしては物事は何も好転しないと大いに反省!
タクシーが来なければ、来るまで催促の電話をすればよかった!
院内がデジタル化してかなり当院の様子は変わった。
例えばインプラント治療の長さを測るレントゲン撮影の時も
今までのようにレントゲンの現像を2、3分と待つ無駄な時間は
全く無く、わずか2秒で目の前のパソコンのモニターに
レントゲンが映し出される。
インプラントのオペ時のストレスが大幅に軽減される。
レントゲンの照射量も今までの8分の1から3分の1に軽減しているので
再撮影も今までよりは抵抗なく出来る。
その上に一番大きな変化は患者さんの視線の変化である。
今までシャーカステンと言って明かりがつく箱に小さなレントゲンを
貼り付けてその上で説明をしていた。
しかし小さなフィルムは等倍率に写るので、その上で説明しても
患者さんには小さくて分かりにくく、身を乗り出して聞く人は少なかった。
しかし自分の歯のレントゲンが目の前のモニターに大きく
移されると、ほとんどの患者さんが少し身を乗り出して自分の
レントゲン画像を見ようとされている。
その上に強調する場所を示したり、色を反転させたり、色調を変えたりすることはデジタルでは簡単に出来るので、患者さんの興味の持ち具合が違う。
ベンツのSクラスフル装備1台分の投資をしただけのことはあった。
しかし、うれしいことはスタッフが昼休みを使って
なるべく早くデジタルレントゲンを自分のものにしようと努力していることだ。
昼休みに診療室に降りてみると、パソコンの動かし方、レントゲンの位置づけなどの練習をスタッフがしているのだ。
以前から、当院のスタッフは自分の時間を犠牲にしてでも、一生懸命頑張るスタッフが多かった。
しかしそれがここ数年でほとんど全員のスタッフが、誰に指示されることなく
自ら頑張って努力することが当たり前になっている。
そんなスタッフを私は院長として本当に誇りに思う。
「院長!パノラマレントゲンの撮影を教えてください!」
あるスタッフが今日私に聞いた!
「ごめん!誰か別のスタッフに聞いて!」
一番努力が足りないのは院長のこの私かもしれない。
でも目の前の患者さんを幸せにするために、
私は本気で頑張る!!
100%の成功はありえないが、
それでも私は本気で頑張る!!!