「妊娠中でも歯の治療はできますか?」
妊娠中の方からのご質問、「妊娠中でも歯の治療はできますか?」についてお答えします。
はい、妊娠中でも歯科治療は可能ですが、いくつかの注意点があります。
私は過去30年間近くの産婦人科の母親教室で
妊娠中の歯の治療と、ゼロ歳からの虫歯予防の話をずっと
させて貰っていました。だから当院は妊婦の方の来院も
多く、安心して治療を受けて頂きます。
妊娠中の歯科治療における注意点
治療のタイミング:
妊娠初期(妊娠初めの3か月)と後期(最後の3か月)は、
できるだけ治療を避けることが望ましいです。
必要な場合は、中期(妊娠4〜6か月目)が最も安全とされています。
緊急を要する場合、例えば重度の感染や痛みがある場合は、
妊娠期間に関わらず治療を行う必要があります。
麻酔の使用:
局所麻酔は妊娠中にも使用できますが、使用する薬剤や量に注意が必要です。
治療前に妊娠していることを必ず歯科医師に伝えてください。
レントゲン撮影:
妊娠中のレントゲン撮影は極力避けるべきですが、必要な場合は適切な防護をして行います。
緊急を要する診断のための撮影の場合、最小限の被曝で行うことが重要です。
薬の処方:
妊娠中は特定の抗生物質や鎮痛剤の使用に制限があります。
処方される薬については、歯科医師が妊娠中の患者様に適したものを選択します。
ストレス管理:
妊娠中はストレスが胎児に影響を与えることがありますので、治療中のリラックスが重要です。
必要に応じて、治療を短時間に分けたり、リラクゼーション技法を用いたりします。
妊娠中の口腔ケアの重要性
歯周病と妊娠のリスク:妊娠中はホルモンの変化により、歯肉炎や歯周病のリスクが高まります。定期的な口腔ケアが重要です。
栄養バランスの良い食事:歯と歯肉の健康を保つために、栄養バランスの取れた食事が必要です。
妊娠中の歯科治療は、慎重に行う必要があります。
なかの歯科・矯正歯科クリニックでは、妊婦の方の健康と安全を第一に考えた治療を心がけています。
妊娠中の口腔問題や治療に関してご不明点があれば、いつでもお気軽にご相談ください。
安心して治療を受けていただけるよう、全力でサポートいたします。