親知らずの抜歯

今日の午前中は歯科医院の2階でミーティング
参加者は私と3名の女性たち、このメンバーで
私たちは仕事を10年以上行っている。

出会いと継続には感謝しかない。

ある方からこんな質問があった。
「私の娘が下の親知らずの抜歯をしなくてはいけません。
しかし、凄く怖がっています、どうすればよいでしょうか？」

その後、親知らずの抜歯について4名での
話は盛り上がった。

実はその場にいた私以外の3名の女性の
親知らずを私は3名とも抜歯をさせて貰っていた。

「中野先生の下顎の親知らずの抜歯は
凄く早く後も全く痛みませんでした。」

「私も先生に下顎の親知らずの抜歯を
して貰ったときは、全く後から痛みませんでした。」

私：「私は仕事は早くて、意外にうまいんです！」

「私の場合は！」
最後に話し出した女性は私の妻だった。

「私の場合、上顎の親知らずの抜歯は
直ぐに終わったのですが、後から顔が
パンパンに腫れて大変な思いをしました。」

実は私は20年以上前に妻の
上の顎の親知らずの抜歯をした。

直ぐに抜歯は終わり、普通は後から
痛みも腫れも出ないことが多いのだが
その時だけは違った。

妻の顔が翌日に2倍に腫れ、翌々日には
3倍に腫れた。

こんなに人間の顔が腫れるものかと

私は凄く驚いた。

口腔外科の同級生に電話をすると
「そこまで腫れるのは、上の顎の親知らずの外側の骨が
折れていて腐骨になっている可能性が高い
早めに腐骨を取り除く手術が必要だ。」

その腐骨を取り除く手術は本当に大変だった。
歯ぐきを切り開いて、腐骨を取り除こうと思うも
まずは炎症が強くて、麻酔が効かない！

何本も麻酔を打っても効かない！

妻は相当大変だったと思う。

腐骨を取り除くと数日で妻の顔は
元に戻った。

私は3倍に腫れた妻の顔を見て
「腫れがこのまま引かなければ
私が一生面倒見るから安心して！」
(悪いのは全て私ですが！）

と心の中でつぶやいたのだが
腫れは数日で元に戻った。

歯科医師になって35年になって
これまで多くの親知らずの抜歯を行ってきたのだが
あれだけ腫れたのは、後にも先にも
あの時だけだった。

「あなたは身内には厳しい！」
妻の言葉が心に響いた。

岡山の歯医者
「なかの歯科・矯正歯科クリニック」 院長中野 浩輔

• 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
• 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
• 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
• 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設

当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。