なぜ人間は歯を失うとまずいのか？

人間は28本の歯で食物を噛んでいます。
（4本の親知らずを含む）

歯の本数が減ると、残った歯で噛むことになり
１本あたりの負担が増えていきます。

何本まで減ると残った歯の負担が大きくなりすぎるのか。
噛む力は人によって違うため、あくまで平均的な解釈ですが、
私たち人間は８本失って歯の本数が20本を下回ると、
ただ普通に噛んでいるだけで、その噛む力が
ダメージとなりやすく、急激に歯が減っていく傾向が見られます。

歯が、「無いこと」「咬めない状態が続くこと」は、
以下のリスクが生じる可能性が高くなります。

１.死亡リスクが上がる　長生きできない

・歯が少ない、失ったままにしていると死亡リスクが高くなります。
（歯を失ったとしても、人工の歯を入れることで、それを解決できます。）
・臼歯のかみ合わせが安定していないと、死亡リスクが高くなります。

２.要介護状態や、認知症になりやすい　ボケやすい

・不良な口腔環境は、将来の要介護状態の発生が高くなります。
（歯を失ったとしても、人工の歯を入れることで、それを解決できます。）
・口腔環境の悪化は、認知症の発症や認知機能が低下しやすくなります。

３.入院して手術する際に、合併症にかかりやすくなる 　

・術後合併症(術後肺炎、 心臓手術後感染、臓器移植後感染等)の
リスクが高くなります。

４.歯周病から歯を失った方は、以下の点、注意が必要
（歯を入れるだけでなく、歯周病の治療も重要）

・生活習慣病にかかりやすくなります。
・誤嚥性肺炎、メタボリックシンドローム
（糖尿病、血管疾患（動脈硬化、狭心症、心筋梗塞など）
慢性腎臓病、低体重児出産、早産、骨粗鬆症）のリスクが
上がります。

動物が歯を失うことは死に直結します。

しかしペットは少し違います。

私の数年前に亡くなった愛犬のプリンちゃんは
歯医者のペットにしては、強固に歯磨きを嫌がり拒否して
歯周病になりました。

そして近くのヤサカ動物病院で全身麻酔の元
15本以上の抜歯を行いました。

本当にかわいそうなことをしました。
私が毎日しっかりと歯磨きをしていれば
あんなことにはならなかったはず。

プリンちゃんは動物病院で、怖くて、痛くて、悲しくて
涙を流したと思います。

プリンちゃんの歯科医療費は保険は適応されず
全ては自由診療ですから、私はその後請求書を見て
高くて、怖くて、悲しくて涙を流しました。

しかし、抜歯をしたその後は、歯の痛みや腫れも取れたのか
またペットなら柔らかい食事も出来たお陰か
その後プリンちゃんは、かなり長生きしました。

人間も歯を失うと大変です。

人間ならインプラントや、矯正やセラミック治療を
希望されなければ、保険での治療も可能です。

もし歯科医院に行くのを放置しているのら
ここで決意して明日の朝にでも歯科医院に
予約を取る電話をかけて下さい。

岡山の歯医者
「なかの歯科・矯正歯科クリニック」 院長中野 浩輔

• 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
• 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
• 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
• 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設

当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。