水道橋で途方に暮れる
私は日曜日の10時から日本歯科新聞社の
セミナールームで開催される支台歯形成とTEKセミナーに
ホワイトクロスさんを通じて申し込んでいた。
恐らく卒業して間もない先生向けの
セミナーではあると思ったのだが
当院のセラミック冠やCADCAM冠も
扱うものが増えているので
ここは再度私が最新の補綴治療を学んで
当院の若い歯科医師や歯科衛生士さんに
伝えようと思い参加を決意した。
参加費用は44000円、安くない金額だ。
私は基本セミナーや講演会には
開始時間の1時間前には到着して
1番前の席を取り、その1時間は
講師の先生の本を読んで事前に予習をしたり
展示物があれば、それを見て学びようにしている。
会場の日本歯科新聞社のセミナールームは
水道橋の駅から徒歩12分くらい。
しかし、土砂降りの雨の中
私は岡山から実習用の拡大鏡や数冊の本を
入れたスーツケースを持参していたが
大雨でずぶぬれになっていた。
やっと会場である日本歯科新聞社に到着したのだが
玄関のシャッターは降りていて電気も付いていない。
さすがに早すぎたかと思い、近くのコーヒーショップで
時間をつぶそうとビルの回りを色々と雨の中
歩き回ったが見つからなく大雨とスーツケースもあるので
ビルに戻り、横のビルの軒下で時間を過ごすことにした。
さすがに30分前にはシャッターが上がり、電気も付くはず？
しかし、30分前になっても、20分前になっても
一向に動きが無い。
私が誤って違った日に来たとホワイトクロスさんの
セミナーのチラシを確認するも日程も場所も間違いない。
でも10分前になってもシャッタ－は開かないし、誰も来ない。
主催者の会社に電話すると日曜日なのに電話に出てくれた。
「歯科医師の中野浩輔と申します、本日の〇〇先生の
セミナーのために、今日本歯科新聞社に来ていますが
誰もいませんが、どうなっていますか？」
すると「今回のセミナーは延期になりました。
1週間前に参加者の先生方にはメールで延期を伝えました！」
と言われるではないか？
延期？メールで連絡した？？
聞いていない！
今ほとんどの歯科医師の先生のPCには
SPAMも含めて一日に多くのメールが届く。
だから、大切なメールを見落とすことも良くある。
そのため、緊急で大切な事項は
メールでなく、メッセンジャーや
チャットワークで私たちはお願いしている。
緊急に中止が決まったのなら
BCCで1本のメールを送るだけでなく
「了解しました。」との返信メールが
無い歯科医院には1本の電話を入れるのが
筋ではないだろうか？
ともかく、大雨の中、大きなスーツケ－スを抱えた
私は水道橋で途方に暮れるた！
岡山の歯医者
「なかの歯科・矯正歯科クリニック」
院長中野 浩輔
- 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
- 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
- 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
- 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設
当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。
