インプラントは何年もちますか?
「インプラントは何年もちますか?」
この質問をされることは多い。
「インプラントは一生もちますか?」
と聞かれることもある。
私の答えは
「インプラント治療の10年生存率は95%~97%です。
私たちが100本インプラントを処置すると、10年間で
3本から5本はやり直し等の再治療が必要な場合があります。」
「一生持つかどうかはわかりません!」
と正直に答えている。
しかし、当院でも多くの患者様がインプラントを一生問題なく
使っている。
本日のインプラントのオペの方は30年前に私が左下に
インプラントを3本入れた患者さんだった。
30年前、その時に既にその方は左下の奥歯を
全て失っただけでなく、ほとんどの歯の神経を取って
ほとんどの歯に保険の銀歯を入れていた。
噛む力を強い方だったので、私は正直この方は
30年で自分の歯をほとんど力で失うだろうと
予測していた。
しかし、その方は30年間ずっと3か月ごとの
歯のチェックとクリーニングに通って頂いたことが
功を奏したのか?今までは自分の歯をずっと
保つことが出来ていた。
しかし、しかし、3か月にブリッジだった右下の一番
奥の歯を割ってしまった。
その方にとっては30年ぶりのインプラント治療
しかし、インプラントが他の歯を守ることに繋がることは
その方が一番よく知っているはず。
オペは短時間でつつがなく終わった。
このインプラントも30年もったら
その方は90歳を超える。
私はインプラント治療は本当に素晴らしい
患者さんに有益な治療だと心から思っている。