歯医者の誕生日
昨日の土曜日はベル歯科衛生士学校の
卒業式と謝恩会!
事情でどうしても参加できなかった私は
全ての卒業生に話したかった。
「卒業おめでとう!2年間よく頑張ったね。
これからは愛を持って多くの患者様に幸せを
与えられる人間になって下さい!」
本当におめでとう。
今日は私の44回目の誕生日だった。
歯医者になって20年が過ぎた。そして44回目の誕生日を迎えた。
44年間を振り返ってみると、私はずっと自分に大きなコンプレックスを持って生きていたように思う。
他人と比較してあれが劣る!これが出来ない!
あれが無い、これも無い。
歯は銀歯だらけ、目はど近眼、背は低いし足は短い。
自分が決して嫌いではないが大好きとは言えない。
いわゆる自己概念がとても低かったように思う。
その自己概念の低さや、コンプレックスをバネにして20年間歯を食いしばって
頑張ってきた面が強いので一概にコンプレックスが悪いとは言い切れないが
やはりマイナス思考よりプラス思考のほうがいい。
その方が絶対朝の目覚めがいい。
いい加減自分自身を好きになろう。
セルフラブ!自分を本当に好きになりたい。
そう思った私は今日の誕生日に自分で自分にプレゼントを贈った。
それはキレイな額に飾られた自分自身の笑顔の写真!
この写真を私はパソコンの前の机においた。
まるで恋人や子供の写真を机の上に飾るように!
家族が見たら絶対「引く」と思う私の写真も自分を大好きになるために
暫くは机の上に飾ろうと思う。
でもふちが黒い額だったら縁起が悪そうで、ちょっと心配!
机の上を整理した後、私は花屋さんに向かった。
私を44年前に産んでくれた母親と父親に感謝の気持ちを表すために、生まれて初めて花束を両親に贈った。
本当は自分で直接わたすことが出来たならベストではあるが
そこまでは恥ずかしくて難しい。
しかし少し勇気を出してメッセージカードを書いた。
「中野○○さま、中野○○さま、
44年前に私を産んでくれて本当にありがとう。
感謝の気持ちと『ありがとう』の言葉を伝えたくて!
中野 浩輔 平成19年3月11日」