ハワイの食!
私は歯医者で食に関しては
仕事柄かなりこだわりがある。
ハワイの食はまずい!と言う噂は間違いで
正しくは「ほとんどのものがまずい!中にはうまいものもある!!」
これが真実である。
うまいレストランも存在するが、うまくて安いレストランは
ワイキキには皆無であろう。
たとえコオリナ地区に滞在しようが私は毎晩のようにホノルルのレストランを
予約して、そして車で向かった。
初日は和食の寿司、それもカリフォルニアロールが食べたいとの家族の
要望で定番だが「ワサビ ビストロ」を予約した。
2日目の夕食はハワイらしいパシフィックリムをとの要望に
今回はニーマンマーカスに入っている「マリポサ」を予約した。
3日目は、中華に戻り、芸能人との遭遇率の高い
「麒麟」の本店に向かった。
4日目はニューイヤーイブなのでホテル近くの「ロイズ コオリナ」で
カウントダウンの食事をした。
夕食がかなりボリューミーなので朝食は毎朝フルキッチンで私が作った。
とはいえ牛乳とコーヒーとカットしたフルーツは並べるだけ!
唯一の火を使った調理は卵料理!
以前シドニーで失敗した同じ過ちをしないようにベジタブルオイルを2,5ドルで購入した。これが一番安いオイルだったがかなりデカイ!!
フライパンを熱して私が作った料理は「サニーサイドアップ」
単なる目玉焼き!
ホノルル到着翌日の朝食の目玉焼きを作っていたときに事件は起こった。
換気扇のスイッチの入れ方がわからなかった私はそのまま調理を進めた。
油は使っていたので、シドニーの時のように煙がモウモウということは無かった。
しかし少しの煙を感知して?大きな音で非常ベルがいきなり鳴り始めた。朝一番ホテル中に鳴り響く大きな非常ベル!!
すぐに係りの人が部屋に入ってきたのだが、その場で第2の悲劇は起きた。
係員の前で私は「アイ クック!」などと訳のわからない英語を話しながら
おもむろに熱したフライパンに流しで水を掛けた。
そしてそこで一気に水蒸気が発生してキッチン第2の警報機を刺激した。
結果として第2の警報機まで鳴り始めた!!
「オ-マイガーッ!!」
警備員のおじさんが大きな声で叫んだ。
でも解除のスイッチを押せば、すぐにこのけたたましい警報が止まると私は信じていた。
もう一人部屋に来た係りの人は、大きな下敷きで一生懸命警報機の回りを扇ぎ始めた!
どうやら警報機の回りの煙が無くならないとこの警報は止まらないらしい!!
今度は私が叫んだ!「オーマイガーッ!!」
昼食はホテルの部屋の調理は躊躇した私は近くのショッピングセンターで
数軒のレストランを見つけた。
初日がタイ料理、翌日はベトナム料理、そしてまたまたベトナム!!
そこで家族からクレームが来た。
「葉っぱとか訳のわからないものばかり食べている!もっと普通のものが食べたい!!」
「でもここはハワイ!タイとベトナムが一番うまいよの!!」と言いながら
私の食のこだわりは続くのであった。